月曜日から普通の勤務に戻り、工作時間も条件が厳しいですが、リヴェット打ち出し機改良が出来て気分が良くなり、工作に前向きに取り組み始めました。夜ですが、遠くでホトトギスが鳴いています。半田市の北部ですが、5月たまににホトトギスを聞くことがあります。
クロスヘッドでいつも悩むのがピストンロッドの取付け強度が半田では弱いことです。キットでも完成後に脱落して修理、ということもままあります。そこで、クロスヘッドの裏板をL字に曲げて穴を明け、ピストンロッドの棒材Φ1洋白線を差込んで、銀ろう付けを試みました。
今回、ライタートーチで加熱したらろうが順調に溶け、サクッとロウ付けできてしまいました。写真の真ん中の部品がそれで、左右一体の状態でろう付けし、洋白線2本は並行を保つため、真鍮帯板を眼鏡状に曲げて保持しました。ろうは板を1㎜角程度の大きさに切って、置きろうとしました。
半田付けに比べ、非常に強固に固定できました。
摺動部に□1㎜真鍮線を貼り、前板を合わせ、前板のΦ0.4穴を角線と裏板まで貫通させて洋白線を植え込み、ボルト表現兼、補強としました。裏板は大きめに作ってあります。
裏板も前板に合わせて外周を仕上げ、クロスヘッド本体は完成です。まあまあの出来でほっとしました。
秘密結社の会報を見たら、本形式のクロスヘッドやテンダ台車の頒布案内があったのですが、今回は腕試し、技法獲得の目的もあるので、出来は落ちますが、パーツを求めずに手作りで行ってみようと思います。