加藤剛さん | 昭和を懐古する部屋

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先月,加藤剛さんがお亡くなりになりました.多少,時間も経過しましたので,加藤さんを懐古したいと思います.

 

代表作はなんと言っても,当然のことながら,言うまでもなく(しつこい)“大岡越前”だと思いますが,“剣客商売”の秋山大治郎や,映画“砂の器”の和賀英良もヨカッタですなぁ.“二枚目”な俳優さんは数多おられますが,とにかく整った顔立ちの最高峰(この言葉遣い正しいのかな)で,昭和おやじは密かに“ミスター,シンメトリック”という称号を奉っておりました.もちろん賞賛です.

 

大岡裁きを真っ正面から撮ったシーンなどは,まさにこの言葉がピッタシ,加藤さんを表現するこれ以上の言葉はない,と自画自賛しております.自分が持っていない物には,とても敏感になる悲しい習性があるのです(どーでもエエヮ).中学生の時,担任の国語の先生(女性)が放った言葉,”二枚目とは,加藤剛さんにのみ当てはまる形容詞”は今でも忘れられません.形容詞の説明をしたかったんだろうなぁ.

 

で,昭和おやじにとって加藤さんといえば,“関ヶ原”での石田三成役です.結局そこですか!という声が聞こえるようですが,自分でもそー思います.以前にも書いたのですが(ココ,亡くなられる直前に懐古したのも何かの巡り合わせかな),優柔不断豊臣家一途徳川憎しという,典型的な石田三成キャラを,端正なお顔を前面に押し出して演じておられました.

 

石田三成役の加藤さん↓

 

昭和おやじの大好物である“戦争映画”への出演はほとんどなく,“戦争と人間”の服部達夫役が唯一の記憶です(ましてや,ヤクザ映画・任侠映画なんてもっての他).しかも,軍人ではなく平和主義?の医師役です.確かに,あの端正で優しいお顔を考えると,一兵卒はもちろん,将校や将軍役もちょっと難しかったか?戦場でも最後まで理性を失わない中堅将校,なんてのを見たかった.キット,ハマッたでしょー.

 

と,昭和の役者を代表する加藤さんを偲んで,CSでの“関ヶ原”の再放送をチェックする昭和おやじなのでした.