“空軍大戦略”,1969年の戦争映画で,まだまだ「戦争娯楽映画」なるジャンルが幅を利かせていた時代の映画です.今のご時世では,“戦争娯楽”なんて口にしようものなら袋叩きに会うこと疑いなしですね(ココを参照下さい).
反戦メッセージや,戦争の悲惨さや,一兵士の人間模様,なんかをテーマにすることも大事なのですが,戦争娯楽映画が好きだったわー.「ナバロンの要塞」やら「戦略大作戦」やら「特攻大戦略」なんかがイイですゎー.同年配の方々,懐かしいでしょー.しかし,後者2作品の邦題,意味が分からん.
まぁ,それはともかく“空軍大戦略”ですが,正しい題名は“Battle of Britain”で,第二次大戦初期のイギリス本土上空における英独の空中戦が舞台です.ちょっと知ったかぶりをすると,絶好調だったヒトラーが戦術を誤って開戦後に初めて躓いた戦いで,その後の戦争の流れを決めてしまいました.おまけに,ヒトラーの勝利に自分たちの運命の全てを賭けていた大マヌケな大日本帝国の運命まで決めてしまったのです.アーァ,ヤになっちゃうねぇ.
で,この映画ですが,特に反戦メッセージも,戦争の悲惨さも描かれておりません.兵士の人間模様も若干ありますが,細切れで一貫性がなくストーリー性はゼロです.つまり,大した映画ではないのですが,しかーし,“一寸の虫にも五分の魂?”,この映画の見るべきところは,CGゼロの(当たり前)実写の素晴らしさ,空中戦のリアリティにあります.
上から順番に
大戦中,常に性能アップして戦い抜いた救国の戦闘機
航続距離が短く爆撃機を満足に護衛できなかった,意味ねぇー!
戦闘機の護衛がなく英戦闘機の餌食だった,爆撃機は辛いよ!
戦記物おたくの昭和おやじは,戦争マンガのゼロ戦物で空への興味が生まれたのですが,小学生の高学年の頃にこの映画を見て,空への憧れが決定的となりました.その後,しょっちゅう(昭和の死語?),空を飛ぶ夢を見るようになったのですが,現在のウィングスーツ(これ)のように,腕と胴体の間に羽が生えていましたね.
そして今,長年の夢が叶って,パラグライダーで空を飛んでおります.飛んでいる時,この映画の空中戦(ドッグファイト)を見た時の高揚感を想い出すことがあります.これからも遊びで空を飛べるような平和な世の中が続きますように.
パラグライダーでは雲の上は難しいけれど夢ですね



