偶然、ブックオフで見つけて、久しぶりに手を取りました。
「プラネテス」です。

正直、モーニングで連載されていた時は、私読んでないんです。
これ、不定期連載だったので。
ただしかし、面白い。
この話は、ガンダムであったり、オフィス北極星であったり、つまりは人間が今辿り着いている問題・・・
つまりは。
「経済的に豊かになっても、この世の愛の問題が解決されていないなら、そこに意味があるのか。」
という所なのですが、まあこのスペースデブリ問題というのは、今の時代の生産とゴミの問題もそうですけど、なかなか答えが無いんであります。
プラネテスは、今読んだら、けっこう御都合主義ではあるんですよね。
ハチマキは、なんだかんだで最良の結果(ある意味、愛と欲のすべて)を手に入れます。
その上で、愛を語っても、そこにどういう説得力があるかが難しい。
本来は、挫折したハチマキに、愛が残るのかどうかが、人間の勝負所なんです。
男がやりたい放題をやって、そこに愛が残るケースが少ないから困るんです(笑)
実際、7年木星に行ってる間に、他のクルーは離婚してますよね。
ハチマキだけがハッピーエンドになっても、それは物語上の御都合主義のハッピーエンドでしかない。
本当は、この漫画では、何も解決はされてないんです。
ま、永遠に解決はしないんです。
ただ、解決しない問題であるという事を、知っておくことが重要なのかもしれません。