当時のモーニングは、ど真ん中に「沈黙の艦隊」があり、その後ろを「ナニワ金融道」。
この二つが軸だったと思います。
で す が
それらを彩る脇役漫画も、また素晴らしかった。
これは当時、講談社に他の集英社や小学館、秋田書店の漫画家が流れてきた事に、大きな一因があると思います。
どうしてこういう現象が突然起こったのか、その理由は知りませんが、とにかくモーニングに多量に流れてきたんです。
というわけで、この漫画。
「おせん」です。
秋田書店(チャンピオン)のエース、きくち正太ですね。
どうしてきくち正太が流れてきたのか分かりませんが、とにかく流れてきました。
そして、これが最高に面白かった。
料理漫画なのですが、私が知る限り、「ミスター味っ子」とタメを張れる傑作です。
この漫画は料理漫画ではあるのですが、話の核心は料理の美味い不味いという話ではなくて。
つまり、人生で一生懸命生きるという事はどういう事なのか。
それが話の核心です。
因みに写真は第二部ですので、モーニングではなくてイブニング連載になっています。
モーニング連載時、TVドラマになるのですが、それが作者の意図と反する形での映像作品になったので、きくち正太が嫌になっちゃって一回休止して、イブニング復活するんですよね。
当時のモーニングの勢いを、ある意味象徴する事件ではあります(笑)
