京都紀行part3・南禅寺:南禅院3 | Noriaki の ヒト・モノ・ココロ

Noriaki の ヒト・モノ・ココロ

NoriakiのBlogへようこそ。 
写真を主体として、日々の徒然な様を書いていければ。

南禅院に行くと、まず分かる事。

 

まず一番に、身分の高い人が住んだ場所であろう事です。

これだけ立派な建物に住めるのですから。

 

次に、隠居した人が住んだ場所であろう事です。

現役バリバリが、こんな山のふもとには住みませんよね。

 

まずこの二つは、瞬時に分かるわけですね。

で、それが分かった上で。

 

 

で、次に、ここが大事なんですが。

 

つまり、隠居した人間が住んでるわけですから、そこまで庭にお金をかける余裕も無いし、必要も無いわけですよね。
なので、庭は最小限で良いんです。

かといって、建物が立派なので、あくまでそれに見合った最小限です。

 

 

南禅院が一番素晴らしいのは、その限られた最小限の中でのバランス取りの見事さです。

 

 

ドンピシャなわけですよ。
色々な意味で、丁度良いんです。

このバランスの取り方は、まさに絶妙です。

 

ただ、これだけ見事なバランスを取ると、ある意味面白みはありません。

あまりに正しくてバランスが良いものは、悪く言うとつまらないんです。

良く言うと、安心感があります。

 


つまりこの庭は、縁側で一日中ぼーーーっと出来る庭だという事です。
 

 

それが素晴らしいんです。