日本中で、大ヒットしたベニカナメモチですが、その流行は案外早く終わります。
ベニカナメモチが、日本中で枯れ始めたからです。
最初は、全く原因が分かりませんでした。
これはベニカナメモチという名前が示す通り、モチの樹のような特性があると思われていたからです。
モチの樹は非常に強い。
水枯れは考え辛いし、虫で枯れるとも思えない。
で、何かしらの細菌か、カビが疑われるようになりました。
原因はカビ。
褐斑病、そして黒色斑点病でした。
ただ、これらの病気は、別にベニカナメモチだけの病気というわけではありません。
そして、他の植物では、全滅に近い程痛むかというと、そうでもありません。
カビには殺菌剤を散布すれば、落ち着きます。
落ち着きますが、ただ毎年殺菌剤を撒かないといけないのも、随分手間がかかる話です。
ただ、日本中でベニカナメモチが枯れるのですが、その後も結構ベニカナメモチは人気がありました。
これは、ベニカナメモチに代わる、同じ特性の植物が無かったのが一番の理由では無いかと思います。
剪定屋千角HP http://senteiya-senkaku.sakura.ne.jp/
