皮膚のなか | けものみち

けものみち

日記のようなものです。

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何かの内蔵?!

の様でありますが、違います。
大丈夫。
内蔵じゃ、ないぞ‥

っと

いや、ある意味内蔵ではあります。

これは絵の下地づくりのために
絵の具と溶き油を練り混ぜているところです。

しかし実物も、写真も
以前イルカの解剖を見た時にあった光景に
実によく似ているのでありました。

きもち、写真をぼかしておきました。


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塗りたくりましょう。

まだちょっとグロいですね‥

そもそも生命力のイメージで作った色なので
ぱっと見「うわあ」と思うくらいでなくては困りますから
まあ仕方がありません。

うふふ( ФωФ)


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塗ってから、絵の具をこそぎ落とします。

ここで厚塗りする場合もあるのですが
今回は布目が浮くくらい、薄くでいいのです。

絵が完成した時に
色のもつ意味だけが、少し匂うのがいいです。

ナイフで丹念にこそいでゆきます。


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眠いのに、物音で寝付けない猫がえらい顔をしておりますが‥

ざかざか、ザーザー、絵の具をこそぎ
同時に「ふかく!」と念じ、塗り込めるように
ナイフを滑らせるのであります。


いま描きかけの絵がいくつかありますが
この絵は先に仕上げなくてはなりません。

仕上げなさい。

がんばりなさい。