前髪を整えたくなって、東中野のbreedさんに電話しました。
「はいもしもし」
(*'ー')あ、よかった今日お店開けてらっしゃるかなあと思って。
「開けてますよー」
(*'ー')はい!じゃあ今日、行きまーす。
と、これだけの会話で結構、誰だか分かってしまうんですね。
電話では名乗らなかったのですが
「声とか話し方で」私だとバレていたらしいです。
特徴のない声だと思うのですが。
お店のお兄さんは音楽が好きらしいので
耳がいいのかも知れません。
と、書いている上にある写真は
全く別のお店です(笑)
KO TO TAMO PEVA…コトゥタモペヴァ。
ロシア料理っぽいランチのお店。
せっかく東中野に来て、おなかも空いていたので
迷わずこちらに入りました。
今日は一人。
前回来た時に気になったこの席へ。
そこから振り向くと、みんなで来た時に座った席です。
一人そこを見てるとなんだか‥
さみし楽しい。
本でも借りましょう(*'ー')
と、思ったら「本」と呼べそうな本の選択肢は1つ!
そして何となく意外な本です。
レシピ本も、そこにあるムックもよく見たら
お店の方向とは別の感じの気がしますね。
お店の人の趣味‥?
ちょっとわくわくしてきます。
お店の人は、若い男性です。
だからこの表現は失礼なのかも分からないけど
たいへん‥愛らしい方です。
森の妖精みたい。
特に、彼の動きです。
私たちは本を読んだり、人と来たらお話ししながら
お料理を待っているわけですが
そのテーブルへお料理や飲み物を持ってきて
そして去っていく彼の動きは
「そーっと、そーっと」という感じ‥
演劇の舞台上での表現並に、一生懸命
そーっとしている動きなのです。
忍者系の水平な感じではなくて
眠っている怪物やお姫様を起こさない様にする時の
ひょいひょい、ちょこりとした感じなのであります。
たぶん我々人間の
いえ、お客さんの世界を
彼は壊したくないのでありましょう。
だいじょうぶ‥
私たちもあなたの世界を、壊したりなんかしませんよ‥(*'ー')
と、遠くから小声で語りかけたくなります。
ここは絵本の中の、森の中なのです。
なんて妄想にふけっていると
空いている時は結構着々とお料理が出てきます。
より美味しいうちに、どんどんいただきましょう。
サラダも大切に盛られています。
大切に作られたものを食べると
なんだか、自分でも自分を大事にせねばと
そんな気分になってきますね。
色んなものが大切に見えてきます。
パンとボルシチ。
あったかい光景です。
こういうの見てると、冬もいいものですね。
パンは、健康志向の人やダイエッターにはすっかり定着してきた
「漂白していない小麦」で作ったものと思われます。
パンを割った時に灰色っぽい。
甘みも入れていない感じで、また森の中にいる気がしてきます。
ボルシチはサラッとしています。
でもしっかり味があります。
なんて言うんでしたっけ、あの‥西洋ダシ。
(*'ー')?
おいしければいいのです。
具を一つ一つ大事に噛んで食べます。
素朴なパンに合います。
ところで本日のランチは「ロールキャベツ」とか。
好きだけど
スープの感じがボルシチとあまり変わらないのでは?
連続して食べるには似すぎているような。
と、思いきや
こういうのでした!
スープじゃなくて、クリーミーなソースです。
色は何の色なんでしょう?
たくさん食べられる人になって
パンのおかわりをもらって食べまくりたくなりました。
ポテトもおいしいです。
この人にジャーマンポテトを作ってもらったら
それは相当おいしいはずです。
ロールキャベツは、キャベツの甘みが肉にうつって
肉汁の甘みはキャベツににじみ、という
いったりきたりで、うれしいことになっていました。
食べている間
今日もピロシキだけ買いにいらっしゃる方が何人も。
ついついのぞくと、ちょっと見えている‥
買って来ちゃいました。
お肉と野菜とあって、今日はお肉で。
グッド!
挽き肉、はるさめ(っぽいの)、野菜、香辛料。
これらがそろうと中華風になるんじゃないかと思うのですが
不思議と「ピロシキ」はピロシキの味をしてるのですね。
野菜も買ってきても、食べきれたかも知れません。
お会計の時に「ロシア料理屋さんなんですか?」とか
お店の名前の由来について訊いてみました。
店名はユーゴスラビア映画から。
あちらの映画はなかなか面白いらしいです。
「好きな人にはたまらない」系!
料理はロシア料理にこだわらず
これから色々展開なさりたいとか。
遠からず夜の営業も‥?
お話ししてみると、実は熱い方かも知れません。
妖精などと言うのはやはり失礼かしら。
でも、そういう「実は」な面があるあたり
本当に妖精である証かも知れませんでしょう(*'ー')
人見知りも場所見知りも激しい私が、全くおろおろしない場所。
久しぶりに見つけた気がします。