壊されない、壊さない | けものみち

けものみち

日記のようなものです。

けものみち-20101115142146.jpg

前髪を整えたくなって、東中野のbreedさんに電話しました。

「はいもしもし」

(*'ー')あ、よかったドキドキ今日お店開けてらっしゃるかなあと思って。

「開けてますよー」

(*'ー')はい!じゃあ今日、行きまーす。


と、これだけの会話で結構、誰だか分かってしまうんですね。
電話では名乗らなかったのですが
「声とか話し方で」私だとバレていたらしいです。
特徴のない声だと思うのですが。
お店のお兄さんは音楽が好きらしいので
耳がいいのかも知れません。

と、書いている上にある写真は
全く別のお店です(笑)

KO TO TAMO PEVA…コトゥタモペヴァ。
ロシア料理っぽいランチのお店。

せっかく東中野に来て、おなかも空いていたので
迷わずこちらに入りました。


けものみち-20101115142630.jpg

今日は一人。
前回来た時に気になったこの席へ。


けものみち-20101124134306.jpg

そこから振り向くと、みんなで来た時に座った席です。

一人そこを見てるとなんだか‥
さみし楽しい。


けものみち-20101124134218.jpg

本でも借りましょう(*'ー')ひらめき電球

と、思ったら「本」と呼べそうな本の選択肢は1つ!
そして何となく意外な本です。

レシピ本も、そこにあるムックもよく見たら
お店の方向とは別の感じの気がしますね。

お店の人の趣味‥?
ちょっとわくわくしてきます。

お店の人は、若い男性です。
だからこの表現は失礼なのかも分からないけど
たいへん‥愛らしい方です。
森の妖精みたい。

特に、彼の動きです。

私たちは本を読んだり、人と来たらお話ししながら
お料理を待っているわけですが
そのテーブルへお料理や飲み物を持ってきて
そして去っていく彼の動きは
「そーっと、そーっと」という感じ‥
演劇の舞台上での表現並に、一生懸命
そーっとしている動きなのです。

忍者系の水平な感じではなくて
眠っている怪物やお姫様を起こさない様にする時の
ひょいひょい、ちょこりとした感じなのであります。

たぶん我々人間の
いえ、お客さんの世界を
彼は壊したくないのでありましょう。

だいじょうぶ‥
私たちもあなたの世界を、壊したりなんかしませんよ‥(*'ー')

と、遠くから小声で語りかけたくなります。


ここは絵本の中の、森の中なのです。



けものみち-20101124134428.jpg

なんて妄想にふけっていると
空いている時は結構着々とお料理が出てきます。
より美味しいうちに、どんどんいただきましょう。

サラダも大切に盛られています。

大切に作られたものを食べると
なんだか、自分でも自分を大事にせねばと
そんな気分になってきますね。
色んなものが大切に見えてきます。


けものみち-20101124134950.jpg

パンとボルシチ。

あったかい光景です。
こういうの見てると、冬もいいものですね。

パンは、健康志向の人やダイエッターにはすっかり定着してきた
「漂白していない小麦」で作ったものと思われます。
パンを割った時に灰色っぽい。
甘みも入れていない感じで、また森の中にいる気がしてきます。

ボルシチはサラッとしています。
でもしっかり味があります。
なんて言うんでしたっけ、あの‥西洋ダシ。

(*'ー')?

おいしければいいのです。

具を一つ一つ大事に噛んで食べます。
素朴なパンに合います。


ところで本日のランチは「ロールキャベツ」とか。

好きだけど
スープの感じがボルシチとあまり変わらないのでは?
連続して食べるには似すぎているような。

と、思いきや


けものみち-20101124135713.jpg

こういうのでした!

スープじゃなくて、クリーミーなソースです。
色は何の色なんでしょう?

たくさん食べられる人になって
パンのおかわりをもらって食べまくりたくなりました。

ポテトもおいしいです。
この人にジャーマンポテトを作ってもらったら
それは相当おいしいはずです。

ロールキャベツは、キャベツの甘みが肉にうつって
肉汁の甘みはキャベツににじみ、という
いったりきたりで、うれしいことになっていました。


けものみち-20101124145029.jpg

食べている間
今日もピロシキだけ買いにいらっしゃる方が何人も。


けものみち-20101124145008.jpg

ついついのぞくと、ちょっと見えている‥


けものみち-20101124214348.jpg

買って来ちゃいました。

お肉と野菜とあって、今日はお肉で。


けものみち-20101124214713.jpg

グッド!

挽き肉、はるさめ(っぽいの)、野菜、香辛料。
これらがそろうと中華風になるんじゃないかと思うのですが
不思議と「ピロシキ」はピロシキの味をしてるのですね。

野菜も買ってきても、食べきれたかも知れません。


お会計の時に「ロシア料理屋さんなんですか?」とか
お店の名前の由来について訊いてみました。

店名はユーゴスラビア映画から。
あちらの映画はなかなか面白いらしいです。
「好きな人にはたまらない」系!

料理はロシア料理にこだわらず
これから色々展開なさりたいとか。

遠からず夜の営業も‥?

お話ししてみると、実は熱い方かも知れません。
妖精などと言うのはやはり失礼かしら。

でも、そういう「実は」な面があるあたり
本当に妖精である証かも知れませんでしょう(*'ー')ドキドキ


人見知りも場所見知りも激しい私が、全くおろおろしない場所。
久しぶりに見つけた気がします。