アメが効くのは1度きり?(歩合給のワナ) | WIN-WIN

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  【札幌の社会保険労務士・行政書士 オフィスサワダ】 
企業と社員の「WIN-WIN」を構築するコンサルティング
‘人’と‘人’で構成される‘組織’の付加価値向上を!

 連休最終日、小さな会社を経営する友人とビール(3年ぶりかな?)

起業したのは、4年ほど前。

当時、私は社労士・行政書士開業前(というか試験も受けていない)でサラリーマン、ただ友人の成功・活躍を願うのみ!


 起業当初から総務経理の人材も雇用しており、

社労士等外部の専門家の必要性は感じていなかった』らしい。

(税理士さんとは顧問契約をしてます)


 起業前からの人脈等により、順調だった受注

(起業時は社長を含む5名体制)

営業社員を中心に人員を増やし、20名近い規模にまで拡大しました。

が、受注が伸び悩み、人件費の負担が重く・・・!

で、採った策は、「歩合給」の導入!

 就業規則の不利益変更にも配慮し、固定給を減らすことなく受注1件当たり3万円を支給。

→受注は増加→業績も回復。うまく行ったかに見えた』


が、またも受注が伸び悩み、

さらには和気あいあいとしていた社内にはギスギス感が・・・

  顧客を取った・取らないでもめる、顧客からのクレームに責任のなすり合い、受注のみに専念し他はお構いなし、歩合のない事務職からは営業社員に対する不満が・・・・


『一時的に業績を回復するも、結局は優秀な社員が多く、去ってしまった』

『これから、‘仕切り直し’だ』という彼。

→創業期からステップアップし、徐々に会社としての体制を整えていくべき

 過渡期(越えなければならない壁ですね。)


 ということで、今週からその会社の人事労務診断です。

(組織や制度は、経営目標・理念を効率的に達成するための手段。

 現状の組織・制度が、業務の円滑な遂行を妨げているとすれば、

 見直し・改善は必須です。)

→札幌の社会保険労務士・行政書士 オフィスサワダHP

(起業・会社設立や許認可取得、社員の雇用手続、労務問題もサポート)