ホタル舞う夜の空 -9ページ目

博物館の長い夜 - そろそろ眠い


さてこの日の締めは、マンハイムで一番音の良いオルガンが聞けるという噂の教会(ホント?)
イエズイッテン・キルヒェだったか、クリストゥス・キルヒェだったか、、、Wasserturmのそばのドームでした

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この教会では、毎時ごとにテーマを決めて30分から45分のオルガン・コンサートをやっていた。
そのテーマも
フランスのオルガン音楽、
とか、
「007/Mのテーマ」と題してMのつく作曲家の作品を7曲
とか、
モーツアルト特集
とか、コアなオルガン・ファンも、そしてあんまり知識の無い一般聴衆も聴きたいと思うような曲を集めた憎い構成だった。

私たちが行った回は、トッカータ特集。
最後の最後に、来ましたよ、
バッハのトッカータとフーガニ単調。

まったく知識の無い私が、オルガン音楽と聞いて真っ先に思い浮かぶ曲。
一度聴いたら忘れられない強烈な印象を残す、小学生でも自分の背負っている運命を悲観してしまいそうな切ない旋律。

あの曲でした。

最近オルガン・コンサートには時々行くんだけど、生で聴いたのは初めて。
ただでさえとってもドラマティックで心臓をわしづかみにして揺さぶるような衝撃を与える局だけど、教会の素晴らしい音響の中で生で聴くと、さすがに身震いするほどの迫力だった。

しかもこの教会では、オルガン奏者の演奏している様子をカメラで捉えて、スクリーンに映し出していた。
オルガン奏者って普通は観客から見えないからね。
顔ではなくて、鍵盤の上を忙しく動き回る手と、ペダルを操作する足。
この足がまた、蝶々が花から花へと飛び回るみたいに、ホントにもう休み無く動き回る。

神業とはこのこと、と思いましたさ。

いやー、得したなあ。



博物館の長い夜 - 夜は更けていく

まずはマンハイム市の市街地から、ちょっと外れたところにある「仕事と技術の博物館」。

イベントが始まるまでは少し時間があったので、博物館の中をブラブラと見物しながら、遊んでいた。

ちなみに、これがかなり大きな建物で、フロアが垂直方向に5層くらい、水平方向にもいくつかのブロックに分かれていて、
さらにフロアがD-1とかいう風に、アルファベットと数字で表示されていて、アルファベット・数字の羅列拒絶症候群*の私は、自分がどこにいるんだか、さっぱり把握できなかった。
*桁数の多い携帯の番号は覚えられない、立体駐車場のフロアも注意していても分からなくなる、化学式なんて目にするだけで眠くなる

工業化が始まった頃からの、技術の歴史が展示されていたり、色んな種類のマシンの歴代のモデルなんかが並べてあったり、かなり面白かった。
あるフロアには体験コーナーがあって、発電の仕組みだとか、磁石の磁場だとか、静電気、人間の反射神経なんかのテーマで、実際に触ったり実験したりできるようになっていて、楽しかった。

東京にある科学技術館とか、逓信総合博物館みたいな感じ、といえば分かってもらえるだろうか、、、

実は小学生の頃、大好きだったのね、この二つの博物館(笑)まだあるのかな??


そんなこんなしながら、お目当てのパフォーマンスの会場に来てみると、出演予定の人達が、ステージの準備をしていた。

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右手に写っている黒い塊は、蒸気機関車。
客車を引いたものではなくて、工場なんかで原料や製品の搬入・搬出に使われていたもの。
ドイツ工業の発展を足元で支えた
そんな展示物のすぐ隣の吹き抜けに小さなステージが設置され、200席くらいが用意されていた。

天井の高い展示スペースで、体験コーナーからの子供の歓声、音響の最終チェック、音合わせなどの音が響く。
その脇の、特設されたバーカウンターではグラスのスパークリングワインなどが置かれ、グラスを片手に展示物の間をのんびりと歩き回ったり、席につく人もチラホラいた。


さて、お目当ては、アフリカン・ダンス&ドラム

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期待通り、陽気なノリ、心地よくお腹に直接響いてくるようなドラム、
しなやかに確実にリズムを踏む肢体、
地面から沸き起こってくるようなリズム、
生身の人間の体温がじかに伝わってくるパフォーマンスだった。


その後私たちは、マンハイムの市街地へと移動して、いくつかの教会でオルガンコンサートやコーラスを聞いた。

ある教会(シティ・キルヒェだったかな??)では、毎時、15分ほど適当に(?)編集してつなぎ合わせた白黒の無声映画を流し、オルガン奏者が映像に合わせて即興で弾くというパフォーマンスをやっていた。
↓こんな感じ

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アイディアとしてはすごく面白いから期待していったんだけど、、、
時計の針とか、商店のシャッターが開くところとか、駅の階段を上り下りする人の波とか、そんな映像ばかりが脈絡もなくつなぎ合わされていて、なんだかよく分からないなあって思っていたら、突然
「第2幕終わり」
の文字が、、、
観客はもともと5,6人しか居なかったんだけど、みんな呆気にとられていた。
一応顔を見せたオルガン奏者も気のせいか苦笑していて、なんだか同情してしまった。


博物館の長い夜 - はじまりはじまり

アップしようと思いながらずっとほったらかしてきた寝かせていたネタにようやく手をつけました。


博物館の長い夜

というタイトルのイベント。

読んで字の如く、博物館が夜遅くまで開いているというこのイベント。
ドイツ国内の色んな町で開催されていて、私が住んでいるこの街でもいつも夏に開催される。

しかし、今回行って来たのはマンハイム。
それも3月、もう2ヶ月も前の話、光陰矢のごとし、いやいや昔の人はよく言ったもので、、、

小さな町には博物館や美術館はあまりないし、
博物館だけではさすがに集客力がないので(?)
たいてい、その町にある文化系の施設などが一緒になって盛り上げる。

例えば私の住んでいるこの町ならば、中庭祭り


マンハイムは、南部ドイツでは大都市の部類に入れていい、と思う。
商工業で発達している都市、というイメージがある。
特に遊びに行ってみたいとか、観光してみたいとか思わせるような町ではない。

そのせいで今まで行ってみたいと思ったこともなかった。
しかし、大きな街では当然、博物館や美術館が充実している。
このイベントの話を聞いて、俄然興味が湧いた。

博物館、久しぶりだな~♪


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↑これがその日の共通チケット。

紙製で、会計を済ませるとその場で係りの人が、手首の回りに巻いて、端についている接着面をはがして固定してくれる。
即席アームバンド式。
参加費は一人13ユーロくらいだったかな?
これが「博物館の長い夜」の枠内で開催されるすべてのイベントに入場、参加できる。

チケットにも書いてあるとおり、
マンハイム市独自の開催ではなく、近隣の都市、ハイデルベルク、ルードヴィクスハーフェンとの共同開催だった。

・・・って、ちょっと待って、
いくら近いって言っても、一晩で行き来できるほど近くは無いんじゃない??


3都市間は、S-Bahnと呼ばれる都市間交通機関、多分全部路面電車で結ばれている。
だから多分30分程度で次の都市までいけるのかもしれない。

このチケットが、都市内・都市間交通の乗り放題コンビチケットにもなっている。
だから、3都市間を行き来して色んな施設を訪れるのももちろん可能。
私たちはマンハイム市内をウロウロしていただけだけど、
大きな街の端から端まで結構移動したので、このコンビチケットはとっても便利だった☆

開催時間は、19時から3時まで。

読み間違いではありません、朝の3時まで(笑)

マンハイムでは博物館の他に、市内地区にあるたくさんの教会やシナゴーグも参加していて、
毎時ごとに色んな種類のコンサート、パフォーマンス、短編映画の上映などが行われていた。


楽しそうでしょ?

まだまだあった、ワールドカップ・スペシャル


ミニ・サッカーボール・ソーセージ!!

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ごめん、すごく不味そうなんだけど、コレ、、、(汗)

子供は喜ぶかもしれない。

でも、すっごく体に悪そうだよね。

シザーハンズ(1991年)

ジョニー・デップ&ティム・バートンのコンビが好きならやっぱりコレは押さえておかないといけないでしょうという、原点の映画。
edward scissorhands(1991)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
シザーハンズ〈特別編〉

最近ジョニー・デップの映画に思いっきりはまっているみたい。


日本で公開された時に劇場で観た、数少ない映画の内の一つ。
でも、監督がティム・バートン、主演がジョニー・デップというのは、去年くらいまで知らなかった。

っていうか、キッチュなメルヘンっていう感じで(笑)
当時の私にとって、ヒットではなかった。
ただ主人公のエドワードの異様な姿が、記憶の片隅にこびりついていた。

それから、哀しく切ない胸が苦しくなるようなお話だったという記憶だけは残っていた。
そのせいで、ティム・バートンの映画だと知ってからも、もう一度観てみたいような、観たくないような、心境だった。

ティム・バートンの映画をいくつも観て、彼の世界に魅せられてしまった現在では、
あれはまさしくティム・バートンの世界なんだけど。

エドワードを演じたのがジョニー・デップだったとは、もう一度映画を見直すまでちょっと想像できなかったけどね。

というわけで、DVDを見つけて衝動買いしてしまった。


丘の上のお化け屋敷に迷い込んでエドワードと出会い、同情心から自分の家へ連れて帰るペグ。
最初は興味津々でエドワードをもてはやしていたのに、
事件をきっかけに掌を返すように、彼を敵視して追い込んでいく近所の住人達。
エドワードが恋したキムと、
エドワードの恋心を嘲笑したり利用したり、最後には彼を追放しようとするキムのボーイフレンド

エドワードを取り巻く人間達の身勝手さ。
異質な存在であるエドワードに対する表面的な好奇心だけで、彼の心の内までは誰も理解しようとしない、関心がない。
邪心がなくて繊細で、大切な人達を喜ばせたり、守ったりしようとしてどんどん翻弄されるエドワード。
その対照が、はっきりしたコントラストを見せる。


あとねあとね、
ペグに連れられて生まれて初めて下界に下りてきたエドワードの、
色んなものを見たときの新鮮な驚きの表情とか、
役に立ってお礼を言われた時の嬉しそうな顔、
失敗した時のあたふたする顔なんかがとってもカワイイ。

あのメイク・アップを通しても伝わってくる、血の通った人間の少年っぽい初々しい表情がすごくステキ。
いや、もしかしたらあの強烈なメイク・アップを通したからこそ、なおさら浮き彫りになっているのかもしれない。

映画を観ながら、
いやー、カワイイーーーーーーーー♪
と絶叫する私を、トラちゃん(彼)は呆れて眺めてたけど(笑)


なんと、相手役はウィノナ・ライダーだったのね、ビックリ。
きれいなんだけど、お人形のように整った顔立ちとピカピカのブロンドが、なんだかウソっぽい(汗)
メルヘンのお姫様役だから、わざとキャラクターを薄くしてるのかな?


そのウィノナがジョニー・デップの元恋人で、婚約→婚約解消という関係だったということも全然知らなかった。

こうして見ると、ジョニー・デップって、すごく結婚願望が強くって、家族をものすごく欲していたんだね。
競演した女優さんと次々と恋人関係になり、3回も婚約、婚約解消してる。
人気が出てから、有名な女優達とさんざん浮名を流してきたっていう書き方を見かけるけど、
彼にとって、家庭はすごく大切で、だから家庭を一緒に築いていける人を辛抱強く吟味しましたっていう感じもする。

と、思ったら、
ジョニー・デップが映画にデビューするきっかけを作ってくれたのは、20歳で結婚したロリ・アン・アリソン Lori Anne Allisonだったんだ。


今は結婚こそしていないけど、最愛のパートナー、ヴァネッサ・パラディ Vanessa Paradisとの間に二人の子供があって、すごく幸せそう。

チャーリーとチョコレート工場の撮影現場に遊びに来た息子が、あのメイク・アップをしていたジョニー・デップを見て絶句、
その後
パパ、変だよ
って言ったというエピソードが好きです。

子供は正直だよねえ



飛んでる、富んでる、

花粉が。
助けてっ

不定期気まま出たとこ勝負の粒子アレルギー。

何の花粉だか分からないけど、何かの粒子が私の抗体を奮い立たせるらしい。
毎年決まってではないし、
数日だけのこともあるし、
1週間以上続く年もある。

今年は当たり年。
Juhuuuuuuuuuu!
↑ヤケクソ

いきなり気温が上がった2日から、勢いよく花粉が飛んでいる。
それはもう、黒い車がうっすらと黄色にお化粧したようになるほど。

いつもは薬など飲まずに気合で治すんだけど
というか、放っておくだけ。
面倒だし、その程度の症状ってことですね。
今年はとうとうたまらずに薬を買いに行った。

それも、
ホメオパシーのお薬♪

前々から、ひそかにとっても気になっていたホメオパシー。

ホメオパシーのお医者にかかったことはまだ無いので、正確なところは分からないんだけど、
西洋医学の薬を用いた治療に対して、
生体がもともと持つ自然治癒力を高めて、体が健康になるのを助けるという感じ?

以下、Wikipediaより引用:
ホメオパシー(homeopathy)は「同種療法、同毒療法、同病療法」と訳される。  
ある症状を持つ患者に、もし健康な人間に与えたら、その症状と似た症状を起こす物質を きわめてごく薄く薄めてわずかだけ与えることによって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のことである。  

病気がちで毎月違う病気で医者にかかっていたという一人の友達が、

紹介されたホメオパシーの医者で出された薬を飲みはじめて、3日程度で調子がよくなり、それ以降、病気になりにくくなった

というのを聞いて以来、そのちょっと妖しげな魅力にクラクラ(笑)
ちなみにドイツでは健康保険が適用されます。


私の中の個人的かつ正直なイメージは今のところ、
「病は気から」
「信じる者は救われる」
を文字通り実践しているような、ある意味宗教のような医療の分野、って感じ。


医学発祥の地だから医療技術は確かなはず、なんて、日本人から好意的に誤解されることの多いドイツ(笑)だけど、当のドイツ人は意外とこういう民間療法的なグッズが大好きだったりする。

咳をしてれば必ず
カミツレ・ティーを飲んだら??
とか
セージ・キャンディーあるよ、欲しい??
とか聞かれるくらい。

ドイツ人の中でも、自然科学系の人(特に生物ね)とか、ベジタリアンとか、ヨガやっている人なんかは、特にこういうのがすごく好き。

実は今回ホメオパシーの薬を買おうと思いついたのも、ヨガの先生をしている友達に、いい薬があるよって薦められたからだったりする。


もちろん、そうでないドイツ人もたくさん居るけど。

トラちゃん(彼)は、
そんなものが効くわけがない、気のせい気のせい
と言って全然取り合ってくれない(笑)

でもさ、宗教みたいなモンでしょ、信じれば効くかもしれないし

いや、そう言っている時点で既に全然信じてないから(苦笑)

ううん、いいの、何とでも言って。
例え気のせいでも、化学的に配合された薬を飲まずに、花粉症が治ってくれれば儲けモノだし♪






ドイツは、ワールドカップで、盛り上がってるんですね、、、

サッカーのワールドカップ開催を目前に控え、盛り上がっているドイツ。

テレビ観ないのでホントのところどれだけ盛り上がっているのかは知らないんだけど。

そんな、サッカーにあまり関心のない私とトラちゃんだけど、
先週の日曜日は、ワールドカップネタで大変楽しませてもらった。

私とトラちゃんの毎週日曜日の楽しみといえば、
ゆっくりとブランチした後に、日曜新聞に挟まれてくる広告を、一緒に、一つ残らず端から端まで眺めること。

だからといって、別に安売りの提供品をチェックして買い物の役立てるほど真面目に見ているわけではなく、
眺めているだけなのに、なぜかとっても楽しい。

あ、たまーに、ハンマープライスの目玉商品を見つけて買いに行くことはあるけど。

先週の日曜日は、結構広告が多くって、二人してウキウキしながら見ていくと、、、

Wal Martから2種類。

片方はいつもの仕様で、もう片方は、

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ワールドカップ特別企画!

中身はというと、

どうせワールドカップに便乗して、全然関係ないものまで、目玉商品にしようってんだろ??

そのとおり!!



かなり楽しませてもらったので、いくつかピックアップしてみました。



例えば、その名も「Kinder」 (= 子供)という名前のお菓子のシリーズから、

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サッカーボールに入ったチョコレート。
ドイツサッカーファンへのサプライズ付き。
子供が喜びそう。

でもこれは↓ちょっと、、、

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その名も、サッカー・トルテ
単純にチョコレートケーキなんだろうけど、美味しそうに見えないよなあ(汗)


さて、商売上手のコカ・コーラからは、
ナショナル・チームのメンバー(なんだろうな、きっと)がパッケージになっているシリーズ

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これなんかも、ファンなら集めちゃうかも。


次、次っと、、、コレ↓は、ウィンナーの缶詰?

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サッカーファン・ボックス
と題して、

ドイツの国旗
がセットになってる(笑)

ファンなら国旗くらい、ファンショップで買うんじゃ、、、?


さらにコレ↓は、

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サッカーファン・ボーナスで、リゾットの缶詰が30%増量中!



もちろん、普通のサッカーグッズもあったよ↓

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こんな感じ。


あ、でもよく見ると、ドサクサに紛れて隅っこにこんなモンが、、、

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サッカーボールはセラミック」 かああああああ。
要らないなあ 、コレ(笑)


そして、今回一番笑えたのヒットはコレ↓

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なんと、サッカーフィールドをモチーフにデザインされたユニバーサル・リモコン
コレ一個で、テレビとDVDプレイヤーのリモコンをまとめることができるゾ!

しかも「栓抜きつき」(爆)

その上、「水が飛び跳ねても大丈夫」

なぜかって??

やっぱり、サッカー観戦にビールは欠かせないよね。

しかも観戦中、力が入りすぎて、ビールのビンを倒したり、テーブル蹴っ飛ばしたり、椅子から転げ落ちたり
よくするからね、彼ら(爆)

それも想定した上での、生活防水機能

まったく、痒いところに手が届くようですな。



すごいぞワールドカップ。
ドイツ経済の救世主となるのか??

卵探し、改め、ウサギ狩り

復活祭が終わってしまいました。

連休明けで今日はボケボケです。


トラちゃんの実家は敬虔なキリスト教徒、ではないので、お呼ばれは無しかなと思っていたら、
金曜日、Karfreitagにお茶に呼ばれした。

お母さん特製のケーキで、午後のひと時をおしゃべりして過ごしましょうという、なんともまったりとした良い企画だった。

両親と同じ町に住んでいる、トラちゃんのお姉さん一家、パートナーと息子(1歳9ヶ月くらい?)も当然来るので、大人同士でまったりというよりも、たった一人の子供に大人がみんなで構おうとする、賑やかなひと時になることは間違いなかった。

ねえねえ、甥ちゃん(トラちゃん甥)もそろそろ訳が分かるようになって来たから、卵探しするんじゃない?

うん、親父が電話口で、ウサギ狩りが何とかかんとかって言ってたよ。

へ?ウサギ狩り??ウサギ狩りって何?

さあ、知らないけど、だから例の、卵探したりするんじゃない?

ちょっと待ってよ、君の家では「ウサギ狩り」って言うの?
それ、初めて聞いたよ。
ウサギ、狩っちゃうの??
プレゼント持ってきてくれるのに?(笑)
それって、それって、、、


ひどくない??(爆)



だから、僕は知らないってば(汗)



ドイツでは通常、子供には、オースター・ハーゼ(復活祭のウサギ)が、いい子には贈り物を持ってくる、と教えるらしい。
多分、いつからかニコラウスの伝説とごちゃ混ぜになっただけだと思うが。

復活祭の日曜日(かな?)の朝、起きてすぐに子供たちは小さな籐のバスケットを持って、家中、庭中を探し回る。

ベッドの下、たんすの隅、玄関のドアの隅、ベランダに置かれた鉢植えの中、植え込みの端、地下室へと続く階段の途中、、、
いろんなところに、オースターハーゼが置いていった贈り物が隠されている。
それは色をつけたゆで卵だったり、ウサギや卵の形のチョコレートだったり。

よい子にだけ、ウサギさんがプレゼントを持ってきてくれるとか。


さて、金曜日、お茶に呼ばれた私たちは、午後4時ごろに、トラちゃん両親宅を訪れた。
程なくして、トラちゃんお姉さん一家が到着。
トラちゃんのママのテンションが一気に上がる。

はろー、まいんしゃっつ!
Hallo, Mein Schatz

なー、ヴぃーげーつ??
Na, Wie geht´s?

そして、そのまま庭で「ウサギ狩り」の旅へ。

もちろん甥ちゃんは、初めてのイベントで勝手も意味も分からず、オーマ(おばあちゃん)に手を引かれて、プレゼントのところに連れられて行くだけだけど。

オースター特別企画で南ドイツ方言+標準語ドイツ語訳および日本語訳付きでお送りします。


おー、ヴぁしゅ・いしゅ・でん・だー??
O, wasch ish denn da??    (= O, was ist denn da?? あら、そこにあるのはなーに?)

ね・へーすれ!ゆりあん、ね・へーすれ!!
n´Haesle!   (= ein Haeschen! うさぎちゃんよ!)

おー、ヴぁしゅ・いしゅ・でん・のっほ・だー?くっく・もーる!
O, wasch isch denn noch da? Guck mol!    (= O, was ist denn noch da? Guck mal! あら、まだ何かあるわよ、見てごらんなさい!)

ね・どーずれ!まっは・もーる・うふ!
n´Dos´le! Mach mol uf!    (= eine Dose! Mach mal auf! ビンだわ、開けてごらんなさい!)

かんしゅ・どぅ・うふ・まっは?
Kannsch´ du uf mache?    (= Kannst du auf machen? 開けられる)

うんとぅ、ヴぁしゅ・いしゅ・でん・だー・どぅりん?
Und, wasch ish denn da drin?
   (= Und, was ist denn da drin? それで、何が入ってる?)

ぐみべーれ!
Gumibaerle! (= Gumibaerchen! グミベアだわね!)

くっく・もーる・ど!ヴぁしゅ・いしゅ・でん・ど?
Guck mol do! Wasch isch denn do? (= Guck mal dort! Was ist denn dort? ほら見て、あそこにあるのは何かしら?)

ね・ねすとぅれ!
n´Nestle! (= ein Nastchen! 巣よ!)


と、こんな感じで、甥ちゃんは大喜び♪
楽しそうなユリアンを眺めて、周りの大人も幸せ~な午後だった。

映像が無いとよく分からないかも、、、。


音楽性を養成するプロジェクト(本題)

そんなわけで、
タイトルになっている

「トラちゃんの音楽性を養成するプロジェクト」
が、
私の独断により実行されています

ここまで長かったね

プロジェクトその1:

トラちゃんの師匠が、とある村のコーラス隊の指揮をしているので、そこに私たちも参加してるんですよ。
別名、村の教会聖歌隊とも言います。
しかし、村人のお祝い事に呼ばれて歌ったりもする
(←トメさんの80歳のお祝い、とか、そんなノリです)ので、「村のコーラス隊」と私は呼んでいます。

このとある村ってのが、この地域の人でも誰にも知らていないような小さな小さな村で、
同僚や友人に話すと、もれなく笑いが取れます
↑おいしいです。

メンバーは村の主婦達が中心です。
ソプラノが7人、アルトが4人に、テノールが2人、バスが2人
というギリギリの構成ですから、新入りの若い男、トラちゃんは大歓迎されてます。
そして、それにくっついて来た、日本人で、子供みたいな顔をした私もついでに可愛がってもらっています。


プロジェクトその2:

前置きが長くなりましたが、先月の終わりにデジタルピアノを買いました♪

母に、デジタルピアノを買おうと思うとメールしたところ、

うちにアップライトがあるのに、もったいないねえ
と返事が来まして、

ならコンテナに積んで送って来い
と、即効でレスしそうになりました。

もちろん思いとどまりましたけど。
怒らすと怖いですから、うちの母は。

母にしてみれば、そう思うのは当然ですね。
至らぬ娘ですみません。
でも本物のピアノって最低でも一年に一回は調律しなければならないし、
うちのはもう10年以上も調律されてないので、その分料金も割増されると思います。


最近ウダウダしてまして、
だから更新ができなかったんです


という言い訳を先日書きましたが、
これが、そのウダウダの一つなんです。

デジタルピアノが届いてから、毎日のように練習してます。
自分でも信じられません。
練習用に買ってきた楽譜が、私の性格に合ってるみたいです。

チェルニーの「簡単な練習曲100」という楽譜ですが、
1曲、1曲が、すんごく短いんです(笑)
そのくせ、曲には結構変化があるので、弾いても飽きません。
今のところはまだ。

ハノンも見たけど、あれは私には絶対無理だと思う。

あ、トラちゃんも時間を見つけては練習してます。
彼の誕生日のプレゼントは当然ながら、「大人のためのピアノ入門」でした。
楽しいそうです。


先日、友達にこの話をしたら、

愛やねえ☆

と、
たいそう感動されましたが、

と~んでもございません。

先行投資だと思ってます。


本人にも、

この分は、将来しっかりと回収させてもらいますから♪

宣言してありますし。

いやあ、きばってもらわんと。
いや、私も喜んで練習してるんですけどね。


音楽性を養成するプロジェクト(前置き)

子供の頃ピアノを習っていたんだけど、
練習するのが、本当に本当に大嫌いでした。

実際、ぜんぜん練習しませんでした。

ピアノを習い始めてすぐに、アップライトを買ってもらってしまったくせに、、、

今思うと、とんでもないガキです。
私が母親だったなら、使ってもらえないピアノなんて、即、売りです。

ちなみに、なぜ練習が嫌いだったかっていうと、

習い始めのピアノの練習曲って、簡単だしつまらないですよね。
そのくせ、下手くそだからつまづきます。
そして何度も何度も同じところを繰り返し。
何度繰り返しても同じところでやっぱりつまづく、、、。

子供心にそれが嫌だったような気がします。

それに本物のピアノって音量の調整ができないし。
ペダルを左の踏み込むと、小さくなるけど、すごく小さな音になるし、音色自体がきれいじゃなくなって、楽しくないんです
↑贅沢もの

だから、何年も習っていたくせに、ろくに弾けないんです(恥)

で、中学校に入ると同時くらいに先生に通うのも辞めました。

そんなに嫌だったくせに、不思議なもので、大人になってからもう一度ピアノを習いたい、弾きたいって思うようになりましたよ。
なんであの時もっと練習しなかったんだろうって結構後悔もしました。

ま、今、子供時代に戻ってもやっぱり練習しないと思うけど。


ドイツへ来てからというもの、楽器を習いたい、合唱隊に参加したい、という気持ちが強くなりました。

だってね、コンサートとかすごく多いんですよ。

合唱サークルとか、オーケストラとか、気の合う者同士で組んでいるクアルテットとか、
趣味の音楽家が石を投げればぶつかるほどたくさんいて、
彼らが気負い無く発表できる環境があるんですね。

同僚とか友人達のそんな活動を目の当たりにするたびに、
うらやましいいいいいいい
と、指をくわえて見ていました。


そんな私だったんですが、
トラちゃん(彼)が修行を始めてからというもの、さらに楽器(づくり)が身近になりました。

ここだけの話ですが
ウソです。いつもネタにしています。
楽器を作る職人の修行しているわりに、トラちゃんは今まで楽器に触ったことが無かったんです。

いくら職人仕事は90%が木工だと言ったところで、
職人になるための修行の段階で音の聞き分けなどを訓練しなければなりません。

ましてや音符が読めないだなんて、
言語道断
です。
私にとっては。実際は読めなくても何とかなるみたいです(笑)

でもドイツの学校って、音楽の時間でも理論が中心(いかにもドイツ的☆)で、楽器なんて使ったことが無いんだそうです。
楽器を習わせたりする親は、もちろん結構居るんですけど、
逆に親に関心が無ければ、それまでってことですね。