実は新鮮な卵の方が古い卵よりも、綺麗に殻を剥くのが難しいことをご存じですか。産み立ての卵の白身には、ニワトリの体内でできた二酸化炭素が多く含まれ、白身を殻に押しつけるため、殻が剥きにくくなるのです。産んでから5日以上経つと、白身に含まれる二酸化炭素の量が少なくなり、殻が剥がれやすくなります。

さらに、ゆで卵は味の点でも、新しい卵よりもちょっと古い卵のほうが向いているのです。茹でる前から二酸化炭素の抜けている古い卵は、タンパク質がプリプリに固まって食感がよくなるそうです。ゆで卵には新鮮な卵よりも古い卵の方が適しているなんて意外でしたね。