受験が終わりました! | 和久井の部屋

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約一ヶ月前の事。


次男の受験が終わった。


推薦入試だった次男は面接のみの試験だった為、日々面接練習へ全力を注ぎ、私も何度も面接官にならされ、あらゆる角度から次男へ質問を投げかけた。


前回のブログでもチラッと話したが、最近の気になるニュースをフィリピン人殺人事件から能登半島地震による輪島市中学生の集団避難へと変更し、自分なりに考えをまとめ、しっかり答えられる様に頭に叩き込んで当日を迎えた。


受験当日の朝、テレビを見ながらご飯を食べていると能登半島地震のニュースが流れた。


アナウンサーは言う。


「地震後に輪島市外へ集団避難した生徒の一部が、半ば強制的に戻されるという事態がおきている事がわかりました」


次男と私が固まる。



「えっ・・・・( ̄◇ ̄;)?」



「ど、どうしよう・・・」


思考が停止し、動揺する次男。


それもそのはずだ。


人生に一度経験するかしないかの大きな地震にあい、自宅学習もままならずけど学校も再開せず、避難所暮らしの毎日を送っている人達の中には、自分と同じ立場の春に受験を控えている中3の子達も沢山いる。


同じ受験生である次男なりに彼等の抱える苦労や不安を考え、そんな中市外への集団避難が行われ親元を離れる心細さ、受験生としての不安等自分なりに考察しまとめあげた考えだったのだが、その子供達が帰ってきてしまったのである。ごく一部ではあるが。


「まとめた考えでいいのかな?帰ってきちゃった事まで言った方がいいのかな?でも今から??どうまとめよう???」


と次男の頭は大パニックだ。


2人であれやこれやと文章を考えるがテンパってる次男の頭には入っていかない。


むしろどんどん不安な顔つきに変わっていく。


ニュースをより正確に言う方が面接には良いのかもしれないが、考えれば考える程不安が増す様ならむしろ逆効果だ。


受験当日に不安になるのはよくない。


「考えた文章の最後に帰ってきてしまった事実を付け足すだけにしよう。少しでも落ち着いた環境で勉強できますようにって、それだけでいいんじゃない?」


とアドバイスし


「そうする」と安堵した顔で次男がうなづいた。


全身に緊張を纏いながら受験校に向かった次男だったが、無事に終えてホッとしたのか晴れやかな顔で帰ってきた。


緊張が解かれ、身軽になった次男が話す。


「最近の気になるニュースはなんですか?って聞かれたよ!

輪島市中学生の集団避難ですって答えて、最後に"けれど今朝、生徒の一部が半ば強制的に帰されたというニュースを見ました。一日でも早く心穏やかに勉強できる日が来るといいなと思いました"って言ったら、面接官がうんうんって頷いたんだよ!!!」と興奮気味で話してくれた。


どうやらピンチは切り抜けたらしい。


受験から2日後、次男は無事志望校に合格し、春から高校生になる。


先日中学校の卒業式を終え、春からは高校生活のスタートだ。


楽しい3年間になりますように。


🌸おまけ🌸


先日の私の誕生日に次男が作ってくれたイチゴのレアチーズケーキ




三男が作ってくれたチャーハン




誰かが作ってくれたごはんて美味しすぎる❤️