こんにちは。

 

わくチャレの松倉です。

 

 

子どもが甘えてばかりいると、

 

わがままな子にならないかな?

 

人を頼ってばかりで自分では何もできない子にならないかな?

 

と心配になってしまうことはありませんか?

 

 

また、両親や祖父母から

 

「抱き癖がつくから、そんなに抱っこしてちゃいけない」とか

 

「そんなに甘やかして!」

 

と言われた経験がある方もいるかもしれません。

 

 

仕事の場面でも「考えが甘い!」「あの人は甘い!」などと使われることもあるため、甘えるのはマイナスという感じがしますよね。

 

では、甘えるのは悪いことなのでしょうか?

 

今日は「甘えさせる」と「甘やかす」についてお話します。

 

 

【甘えさせる】と【甘やかす】の違い

 

 

【甘えさせる】というのは、子どもの気持ちを満たしてあげること。

 

「抱っこしてー」

 

「もっと話を聞いて!」

 

「鞄持って!」

 

これらは甘えであり、子どもの要求の裏には、

 

・自分の方を向いてほしい

 

・親の愛情を確かめたい

 

・寂しい

 

などの感情が隠されています。

 

 

 

一方、【甘やかす】というのは、子どもの物理的な欲求を満たすこと。

 

「ジュース買って!」

 

「あのおもちゃが欲しい!」

 

などがあります。

 

また、

 

「あなたにはまだ難しいから、ママが牛乳を入れてあげるね」

 

「時間がないから、靴はママが履かせてあげるね」

 

という親都合のヘルプも【甘やかす】ことになります。

(親都合とは、子どもの気持ちを尊重せず、こぼされたら後片付けが大変だから、時間がないから、などの理由によるもの)


 

 

甘えは、子どもの心の成長に必要なもの

 

 

甘えさせることは、子どもの気持ちを尊重し、心理的な要求を受け入れることです。

 

甘えさせていると、いつまで経っても自立しないんじゃないか、と不安に思う方もいると思います。

 

ですが、幼い頃からたくさん甘えを受け入れてもらった子どもの方が、早く自立すると言われています。

 

たくさん甘えを受け入れてもらった子は、自分が大切にされていると感じ、自己肯定感が育まれたり、相手に対する思いやりも深くなります。
 

 

 

甘やかしは、子どもの自立を阻害する恐れも

 

一方、子どもがやりたがることや、自分でできることを親が先回りしてやってしまう過保護や過干渉によって、子どものやる気は損なわれていきます。

 

何度も繰り返されることで「人にやってもらって当たり前」と他力本願にもなり兼ねません。

 

子どもが怪我したら危ないから、時間がないから…ということもあると思いますが、多少の失敗や危険といった経験も学びです。

 

親が先回りするのではなく、「どうしたら子どもにやらせてあげられるかな?」と考えることが大切ですね。

 

また、おもちゃやお菓子、お金など子どもの物理的な欲求を満たすことによって、我慢しなければならないときに我慢できなかったり、さらに大きな要求してくるようになります。

 

このような甘やかしが、結果として子どもの自立を阻んでしまうことになります。

 

 

 

子どもの安全基地になろう!

 

 

子どもが何かに挑戦すると、失敗することが当然ありますよね。

 

そんなときに、甘えて落ち込んだ気持ちを癒やしたり、「どうすれば良かったのかな?」と考えたり、「また頑張ってみよう!」と前向きに捉えられるようにする、安全基地のような場所が必要です。

 

子どもは、親という絶対的に信頼できる安全基地があることで、また果敢に挑戦することができるのです。

 

親にたくさん甘えを受け入れてもらい、心が満たされた子どもは、安心感と自信を土台として、自立へと向かっていきます。

 

 

甘えさせることは、子どもの成長に必要なこと。

 

子どもにとっての安産基地となり、子どもの心理的な要求には、たっぷりの愛情で応えてあげたいですね(*^^*)

 

 

 

 
わくチャレのLINE公式アカウントでは、お教室の先行案内や育児情報を配信しています。

友だち追加