松本駅(大糸線)を出た列車が安曇野平野に入ると車窓から、ひと際大きく端正なピラミッド型の常念岳(2,857m)が目に飛び込んできます。山好きの人なら、あれが常念岳、横通岳、大天井岳、燕岳・・・車窓パノラマが拡がります。コロナ禍で制限はありますが三蜜を避けながらの常念岳山行です。
稲穂も色づく安曇野平野から眺める常念岳、端正なピラミッド型は絵になります。
一の沢登山口、関係者の検温と登山届等が必要です。どうやらここも🐻が出没しています。
山の神(女神)に安全祈願をしてから入山です。山を支配する山の神のご機嫌を損ねると「山」でも「家」でも大変なことになりますよ。謙虚に!
センジュガンビ
シモツケソウ
常念乗越到着
常念小屋キャンプ場でテン泊です。時間が早いので昼食後、常念岳山頂往復(約二時間程)です。
ガレ場の登山道を登りきると常念岳山頂、360度の大展望?明日早朝にもう一度登ります。ご来光と槍穂高連峰の大パノラマに期待してテン場に戻ります。
槍ヶ岳の三角錐(常念小屋キャンプ場から (^o^)ノ < おやすみー)
翌朝、再び常念岳山頂へ。しばしここで、ご来光を待ちます。
来ましたね。神々しいご来光に早起きして良かったね。
反対に目を転じるとモルゲンの槍ヶ岳
吊り尾根の右が奥穂高岳、左が前穂高岳
槍ヶ岳
前穂高岳
北穂高岳南峰、今しか見られない光景に感激し下山します。
槍ヶ岳が見える常念岳小屋テン場、お世話になりました。テントを撤収し、下山します。
ヤマハハコ
無事に下山しました。どうやら山の神のご機嫌を損ねなかったようです。ありがとうございました。マタギの世界では、女神の機嫌を損ねないように細心の注意を払い入山するそうです。(山と渓谷社刊行「マタギに学ぶ登山技術」より)
追記
帰路、一ノ沢林道を走行中に子熊と遭遇、こちらの存在に気付いてあわてて森の中に消えていきました。子熊の近くには、母熊がいる可能性があるのでそのまま素通りです。今まで何度か熊と遭遇したことがありますが、いずれも早朝か、夕暮れ時でした。幸い遠目で事なきでしたが。全国各地に熊出没で怪我人なども出ています。専門家は、天候不純で山の食料不足とかが一因とか? 素人でわかりませんが相当学習能力が高く、人を怖がらなくなって来たことは確かなようです。
マタギの知恵を借りるようですね‼️