こんにちは。カウンセリングルーム
「こころのひかり」
臨床心理士の心野わこです
今回のテーマは
「夏休み明けの子どものサインと、
親ができること」
です。
いよいよ8月も最後の週ですね。
お父さん、お母さん、長い長い夏休み、
本当にお疲れさまでした
新学期が始まっている学校も
あるかもしれませんが、
夏休み明けのこの時期、
子どもたちの心と体には、
一体どんな変化が現れると思いますか?
「うちの子、ちょっと心配だな…」と
感じたり
「夏休み明けに
子どものことで悩んだことがある」
という方も多いのではないでしょうか。
この記事を読んでいただければ、
子どもの健康を守るためのヒントが
きっと見つかるはずです。
今回は、子どもの心と体に現れるサインを、
気づきやすく
対処しやすい順番でお伝えします。
それぞれのサインに
気づくためのポイントや、
親としてできる対応について、
心理士としての視点でお話ししますね。
対応のしやすい順番①
気分の落ち込みはないですか?
夏休み明けに「なんだか元気がないな」と感じたら、気分の落ち込みのサインかもしれません。たとえば、好きなことや普段楽しんでいたことをやらなくなる場合があります。
-
好きだったことに興味を示さないときは要注意!
- 「あれ?いつもと様子が違うなぁ」と思ったら、それは心の不調のサインかもしれません。
- たとえば、「サッカーやりたくない」「ピアノに行きたくない」と言い出すことがあるかもしれません
-
学校や友達に対する不安を口にすることも…
- 「学校に行くのが怖い」「友達と遊びたくない」といった言葉が出てきたら、心の中に不安を抱えているのかもしれません。
親ができることは?
子どもに優しく話しかけてみましょう。「何か気になることある?」と聞くのがコツです。「なんで?」とか「理由は?」と問い詰めるのはNGですよ。
普段と違う行動や様子がないか、じっくり見守ることが大切です。
○「何か気になることある?」
✖️「なんで?」「理由は?」問い詰めるのはNG
対応のしやすい順番②
夜は眠れていますか?
睡眠も、心の不調を示す
大切なサインの一つです。
- 「眠れない」と言う場合は…
- たとえば、「なかなか寝つけない」「夜中に何度も起きる」といった眠れなくなる場合や、「朝、起きられない」「昼間も眠くてしょうがない」といった、逆に寝すぎてしまう場合があります。
親ができることは?
なかなか眠れないときは、なるべく同じ時間に寝るようにする習慣をつけることが効果的です。
日中に体を動かして、疲れると夜は眠りやすくなることもありますので、軽い運動や遊びを取り入れてみましょう
対応のしやすい順番③
食欲はありますか?
心の状態は、
食欲にも影響を与えることがあります。
- 食欲の変化にも注目!
- 「朝ごはんを食べない」「食べる量がいつもより少ない」といった、食欲が減る場合や、逆に「おやつを大量に食べる」「夕食を食べ過ぎてしまう」といった食欲が増える場合も、心のサインかもしれません。
親ができることは?
夏休み明けの心のサインに気づいて、安心のサポートを!
夏休み明けは、
子どもにとっても親にとっても、
大きな環境の変化がある時期です。
大人だって、長い休みの後は
仕事に戻るのがつらい…
なんて感じること
ありますよね?
もちろん、心理士の私も同じです。
子どもたちも同じように、
心の中で何かを感じているかもしれません。
今回ご紹介した3つのサインが
出ているうちに気づくことが、
子どもたちの健康を守るための第一歩です
そして、もし「心配だな…」と思ったら、
一人で抱え込まず、
学校のスクールカウンセラーや
かかりつけの医師に相談してくださいね。
でも、実はもう一つ、
本当に大事なサインがあります
それは、
とても重要なサインであるにも関わらず
「心配のないもの」と
「心配した方が良いもの」の
区別がつきにくいものかもしれません。
次の記事で、
この見過ごしがちなサインについて、
じっくりお伝えしますので、
ぜひお付き合いください。
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました。
このブログでは、
「知ってよかった!」と
思える情報をお届けしています
これからも、
心理士の視点から
役立つ情報を発信していきますので、
引き続きよろしくお願いします。
心野わこでした