昨日は午後1時から午後4時まで、とある資格試験を受けてきました。
この試験は初めての受験ではありません。
もう、大概にしろ、という次元になってきました。
受けなくても良い、開業しないから、という理由と考え方もあります。
ですが、個人的に途中で投げ出すことが心底嫌いです。
だから、取得するまで受けます。
実務で役に立つ部分があるからです。
試験の内容は、その資格の業務とリンク「していません」。
これほど実務と試験内容が乖離している試験は、滅多にないと思います。
これは試験合格(中には一定年数の役所上がりもいます)→すぐに開業。
しかし、数年以内に7割程度が廃業、という実態を知っている人は少ないようです。
色々な後悔の著書がでています。
国家資格でこれほど廃業が速く、多い資格は少ないと思います。
試験内容と実務がリンクしていない、これが主因です。
後悔した人、多くは合格後にすぐ開業した人たちです。
試験と実務は全く違う、これを知らない=世間知らずが多数です。
開業すれば「勝手に依頼が来る」と思い込んでいる人たちです。
あるはずがありません。
冷静になって考えれば分かるはずです。
自分が今までの人生で、依頼したことがあるのか?の質問について
考えることです。
おそらく、一度として依頼したことがないはず、です。
滅多に依頼しないことが、開業直後に「待ってました」と依頼される
理由があるわけがない、これが常識です。
この常識がない人、すぐに開業する人です。
さらに、経営者の資質が無いことも大きな問題点です。
まともな経営者であれば、まず考えることは「いかに支出を減らすか」
という点です。これが、即開業する人は真逆になります。
舞い上がっている、しかも世間知らず、経営者の器と資質がない、などの
理由によりやらかします。
何を?
見栄と新品買いです。
まず、事務所から始まります。
試験に合格できる学力は備わっている「ドアホ」の共通点があります。
一等地の事務所を選びます。
たまげるレベルの賃料や賃貸条件になっています。
代わりに「目立ちます」。
さらに、やらかします。
事務所が一等地なので、テナント内の備品を「高額な新品」で
揃えます。見栄の真骨頂です。
非常に豪華で綺麗な事務所が完成します。
この時点での支出額は、驚くべき額になります。
開業時に「その士会」が開くセミナー等で知った業者に、「言われるままの
HP」を作製します。紙媒体も重要と言われ、チラシやフリーペーパーに派手な広告を入れます。
広告を打てば、依頼が大量に来る、さぁどうしようか、と夢心地に浸れます。
ところが、すぐに夢は覚めます。
現実の極寒の海に叩き落されます。
そこで初めて気が付きます。
「なぜだ、一等地で新品だらけの綺麗な事務所で、広告も売ったのに、
どうして全く依頼が来ないんだ」という現実を知ります。
用意した資金が預貯金の場合、今までに味わったことがない速度で資金が
消えていきます。数か月で資金難が訪れます。
多くが別人のようになります。
そのまま廃業手続きに移行します。
さらに、借入で行っていた場合、法律知識があるために余計に悩むことに
なります。自分が多額の債務を抱えた債務者になるからです。
何を受けるのか、何をしないといけないのか、試験では答えられますが、
自分が当事者になると「なぜかできません」。
これが恐ろしいです。
世間知らず、これほど危険なことはありません。
実生活に必要な法律知識を得ておく、または得た知識を実務に還元するという
考え方の人の場合、とても有用な試験、資格です。
単独で使用するには、攻撃力が皆無、守備力もない、戦に向かない内容です。
今回も試験会場は、やたら多かったです。
年齢も幅広く、見た目で判断してはいけませんが、「取得しても無駄では?」
という人も多数見かけました。
あなたでないといけない、これが依頼者です。
相当な実務力がある=医師であれば相当な経験を積んだ腕利きで「私、失敗しないので」と堂々と言えるレベルでないと、依頼者は不安になります。
誰でもできるレベル、わざわざ依頼しません。
通常、本人がしないといけない内容です。
今は自分である程度は「できる」ようになりました。
士業は淘汰されています。
優秀な専用のAIを利用したほうが、速く、安いです。
人に依頼しないといけない内容=相当にややこしい内容です。
だから費用を支払います。
誰でもできる内容に、対価は発生しません。
受験会場を見回しても、どうみても経営には不向き、という人が
多かったです。中には、他の試験の対策として「行きがけの駄賃」レベル
で受験しているように見える人もいました。
最終的には司法試験を予定している人でも、その法曹がAIに変わる時代が
来ることは確実です。
法曹関係者の大量廃業が容易に予想できます。
法曹関係者に多いのは、つぶしが効かない、ことです。
他の仕事ができないことです。
役に立たない、レベルが多いです。
他国の州の司法試験を再受験する人もいますが、法の仕事に綺麗ごとは
あり得ません。やましいことがあるから依頼する、と考えるべきです。
究極の箱入り娘と、司法浪人、しかも他国となると、常識で考えても不安に
なります。安心材料が見当たりません。
他人の姿を見て批判するのではなく、自分に置き換えることが大切です。
そこで、学ぶ姿勢は役に立ちます。
何歳になっても、学ぶべきと思います。
むしろ、この世に何をしに来た?という問いに対して、学ぶために来た、という答えも良いと思います。
寿命=この世の活動限界まで学んだ、これも十分に良い結果、生き方の一つと私は思います。
これさえあれば「明るい未来」と勝手に思わないこと。
冷静に分析すること。
自分の宿命や運命を可能な限り知ること。
その上で「進むべき、進んでよい」となれば開業することと思います。
当然、優秀な経営者なら何をどうするか、を知るべきです。
一般的に未来を透視できる、天眼通の能力を持つ人はいません。
予想、想像、で進むことになります。
特定の未来を知り、現在に逆算して考えることは通常、できません。
できたとしても、愚かな行為は避けないといけません。
今は良くても、いつか全く違う状態になる、その時に困らないようにするには
どうしたらよいか、を考えるべきです。
考えない人は、開業すると確実に廃業コースを進むことになります。
コロナにより、大企業の勤務者も危うい立場になりました。
企業という柵や囲いから放り出されたとき、生きていけるのでしょうか。
相当に大変な世界が近づいていると感じます。
学ぶ訓練のために、試験や資格を活用するという人は少ないかもしれません。
しかし、生きる力、生き残る力は着くと思います。
自力で生き抜く力、これを得ようとすること、これが試験には求められます。
趣味や生きがいの人もいるでしょう。
事が起きても対応できる力の一つ、それが資格や免許と思います。
柔軟に対応できるようにすること、これが必要と思います。
今回の「とある資格試験」は、これ単独でいきなり開業だけは、決して
しないほうが良い内容です。すでに活用できる環境を作った人は、己の
運命を知った上で進んでほしいと思います。