昨日のイギリスでは、首相の座が正式にデイビッド・キャメロンからテレサ・メイに引き継がれました。
★テレサ・メイ新首相ってどんな人?
イギリスでは現在、合法的に性交渉を持てる年齢は16歳以上とされていますが、保守党はこの年齢を14歳に、あるいは合意があれば12歳でも合法にしようとしていて、テレサ・メイはその意見の主導的立場にあります。
これはもちろん、国会議員やイギリス王室内で横行している小児性癖者へ迫る捜査からエリート層を守るための法の改悪である事は誰の目にも明らかなのですが、こんな人でも首相になれるそうです。選挙なしで首相が決まるなんていうのも、本当にどうかしてますね(ガーディアン紙)。
【関連記事】
積極的に、公の場で親イスラエル的立場を示し続けているメイ新首相が就任というニュースを受け、イスラエルの新聞も大喜びです。
テレサ・メイは素晴らしく、イスラエルにとって本当に友好的な首相になるだろう
Theresa May Will Be a Formidable PM and a True Friend of Israel
7月13日【haartz】http://www.haaretz.com/opinion/.premium-1.730343
彼女はエリート層の変態親父たちの擁護だけでなく、イギリス国内でのユダヤ人コミュニティに友好的な政策を一貫して続けています。
イギリスの首相:「反ユダヤ主義の恐ろしい興隆にイギリスは対応しなければならない」(テレサ・メイ)
British Minister: U.K. Must Confront Appalling Rise in anti-Semitism
2015年1月http://www.haaretz.com/jewish/news/1.637737
よくニュースでは「反ユダヤ主義が!」と叫んでいますが、現実社会ではユダヤ人が迫害や非難されているのはめったに見かけません。(イスラム系に対する批判は見逃すこともできないくらい酷いですが・・・)
私もイスラエル人の友人が何人かいますし、総体としてのユダヤ人に対しては個人的には何の問題もありません。シオニストとそのイスラエル政府のやっていることが嫌いなだけです。
世界中から批判されているのはシオニストであって、本物のユダヤ人に対する民族差別的な批判とはまったく質が異なりますが、こういう「反ユダヤ主義への批判」を見ていると、シオニストに対する批判を民族差別という問題にすり替えてしまおうとしているように思われます。
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そしてテレサ・メイを首相とする新政権で、重要な外相の座に就いたのはこの人物。
「道化師のボジョ」こと元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏です。
「世界市民のみなさま・・・・すいません」
この 道化師 新外相は、過去にアフリカのことを「ボンゴ・ボンゴ・ランド(bong bongo land:後進国の蔑称)」と呼んでいたんですよね・・・
「ボリス・ジョンソンが初めてボンゴ・ボンゴ・ランドに訪問するのが待ちきれない」
さらに最近ではトルコのエルドアン大統領が言論の自由を激しく弾圧していた時に、エルドアンへの批判を詩にしたものがSPACTATOR紙上で公募され、それに応募したボリス・ジョンソン氏が入賞し1,000ポンドの懸賞金を受け取っていました(ガーディアン紙)。
そしてインディペンデント紙の若者向けニュースページのi-100の記事には、ボリス・ジョンソンが失言・失態を見せたことのある国について、インタラクティブ・マップが掲載されていました。
ボリス・ジョンソンが失態を見せた国一覧
A map of all the countries Boris Johnson has offended
地図はぜひ、リンク先でご確認下さい。
日本では、タッチラグビーで10歳の少年に本気すぎる体当たりをしてしまうという粗相をしていました。男の子の顔、本気で痛そうです。。。(i-100紙)
stop politicians 2015 pic.twitter.com/YzyqzaQp2I
— Matthew Champion (@matthewchampion) 2015年10月15日
そんな人物がイギリスの外相、ということはMI6の指導的立場に・・・国としては自殺行為にしか思えませんが、これはメイ首相の国の沽券をかけた冗談なのでしょうか?
(画像 ボリス・ジョンソンとドナルド・トランプが混ざっています。さあ、どっちがどっちでしょう?)
メイ首相はさっそく、ジョージ・オズボーンなど大臣数人を外していますが、まさか彼が外相だなんてという衝撃が世界中のメディアで取り上げられていました。
日本に訪問するまで彼がその座にいるのかもわかりませんが、ある意味で期待を裏切らない彼の動向は必見です!