ワカシャチ漫遊記第6章「出雲神話の旅」2023年10月 VOL.1 | wakasyachi24daのブログ

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2023年10月26日(木)晴れ晴れ

1泊2日で島根県出雲へ行ってきました。

今回の旅のテーマ

①ヤマタノオロチ伝説ゆかりの地を訪ねる。

➁出雲大社参拝。

③稲佐の浜の夕日。

ヤマタノオロチ伝説

出雲の山間部には「ヤマタノオロチ」と言う、8つの頭と8本の尾を持った巨大な怪物が、

暴れていたと言う伝説が日本書紀・古事記に記載されています。
そのヤマタノオロチを退治したのが、

アマテラスオオミカミ(天照大神)の弟であるスサノオノミコトです。

須佐神社

出雲国風土記に、「この国は小さい国であるがよい処である。」とある。
それで「自分の名は石木につけない、この土地につける」と

須佐之男命が仰せられて、大須佐田、小須佐田を定められ、

自分の御魂を鎮められたという意が書かれてあり、

即ち御名代として又大神の御本宮として 霊験あらたかな御社です。

全国にはスサノオゆかりの神社が数多くありますが、ここは唯一、

スサノオの御魂を祀る神社で、祭神はスサノオのほか、

妻である稲田比売命(イナタヒメノミコト)と、

その両親である足摩槌命(アシナズチノミコト)、

手摩槌命(テナヅチノミコト)と、オロチ退治に登場する四神が祀られています。

社殿の後ろには樹齢1300年と推定される大杉が、

この地を守るかのように立っています。
幹周りは6メートル、樹高は24メートル余りのまれに見る巨木で、

幹から大地へと這う見事な根には生命の源のような力強さを感じます。

境内に湧き出す塩井は日本海に続き、満潮の時は附近の地面に潮の花をふくといいます。須佐之男命自ら潮を汲み此地を清めたといいます。

天が淵

斐伊川上流、木次町と吉田町境にある「天が淵」はヤマタノオロチが

住んでいたところといわれています。

八口神社印瀬の壺神

スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する際の

「八塩折の酒」を盛った壺の一つが祭られています。

その昔、壺を見ようと一人の若者が岩戸を開けたところ、

雷鳴が轟き、大雨、地鳴がしたとの言い伝えがあります。


布須神社(ふすじんじゃ) 釜石(かまいし)

御室山の山麓には、須佐之男命が大蛇退治の時に使用した

「八塩折の酒」を造らせた釜跡とされる「釜石」と呼ばれる岩があります。

近くには、須佐之男命と稲田姫を祀る布須神社もあります。

神社は拝殿のみで、本殿のない、いわゆる山そのものを御神体とする

“神奈備式(かんなびしき)”と呼ばれる社殿形式がとられています。

佐世神社

ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトが、

佐世の木(ツツジ科の植物)の葉を頭に挿して舞を舞っている時に、

その枝が地に落ちたことから「佐世」という地名になったと伝えられています。
佐世神社には、その枝が成長したといわれる巨木が残ります。

八俣大蛇公園

須佐之男命が箸の流れてくるのを見つけ、拾われた場所といわれています。

園内には、ヤマタノオロチと須佐之男命が対決した場面を再現した

石像と「箸拾いの碑」が建立されています。

斐伊神社

斐伊神社は須佐之男命(スサノヲノミコト)と櫛田比売命(クシナダヒメ)を祀り、

八岐大蛇伝説の舞台となったとされる神社です。

斐伊神社は関東地方に分布する氷川神社のルーツと言われています。

尾留大明神旧社地

須佐之男命は、この地で大蛇の尾を開き宝剣を取り出したと伝えられています。

その宝剣の上に怪しき雲があったので、「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」と

名づけて天照大神(あまてらすおおみかみ)に献上になり、後、

三種の神器の一つとして今も名古屋の熱田神宮に祭られている。

八口神社(八岐大蛇終焉の地)

八口神社は、出雲国風土記に矢口社と記載されていることから、

少なくとも奈良時代には存在していた神社と思われます。

八口社ではなく矢口社と記載されているのは、酒に酔った八岐大蛇が

草枕山を枕にして寝ているところをスサノオが矢を放って仕留めた

ということから矢口と名付けられたそうです。

延喜式神名帳には八口社と記載されており、これはスサノオが八岐大蛇の

8つの頭を斬ったということから名付けたそうです。

草枕山

草枕山は、八塩折の酒(やしおおりのさけ)を飲んだヤマタノオロチが苦しんで

枕にして寝た山であるといわれています。

スサノオノミコトは、草枕山を枕にのびていたヤマタノオロチの八つの頭を、

十拳剣(とつかのつるぎ)で切り落としたと伝えられます。

八本杉

斐伊神社の西方50mのところに、高さのそろった数本の杉木立ちがあります。

かつて、スサノウノミコトが大蛇退治の後、大蛇の首をはねて土中に埋め、

その上に8本の杉の木を植えたといわれています。

VOL.1終わり

追伸:

※八口神社印瀬の壺神は非常に寂しく、クマ出没の看板があり、

 緊張しながら参拝。

※天が淵は坂道が草でおおわれポイントまで行くのを断念。