2023年7月22日(土)
本日、朝食は優雅に観光列車でいただきました。
伊予灘ものがたり
四国初の本格的な観光列車で、2014年7月26日より運行が開始された。
コンセプトはレトロモダンで、伊予灘をはじめとした美しい景観、
アテンダント・地元住民によるおもてなし、地元食材を使用した
供食サービスなどが楽しめるようになっています。
私が乗車した2号車「黄金の章」は、沿線に降りそそぐ太陽や、
愛媛の名産であるみずみずしい柑橘をイメージした車両です。
海向きシートの一部を2名様でのご利用におすすめのペアシートとを
1人参加のため、別の1人客と同席となりました。
広々とした洋風の椅子やテーブルなど、モダンスタイルを基調とした明るい空間で
空いた椅子にはみきゃんが座っています。
コースは全4コースです。「大洲編」に乗車しました。
- 「大洲編」(伊予大洲行・下り)08:26-10:28 朝食をいただけます。(別料金) さわやかな朝、太陽にきらめく伊予灘を眺めながら、特別なものがたりが始まります。
- 「双海編」(伊予大洲発・上り)10:57-13:01 昼食をいただけます。(別料金) ゆったりと流れる非日常の時間と、自然が織りなす絶景が楽しめます。
- 「八幡浜編」(八幡浜行・下り)13:31-15:50 門田フレンチ~伊予灘ミニコースがいただけます。 海、川、街へと、景色の変化を楽しみつつ、ものがたりはいよいよクライマックスへ。
- 「道後編」(八幡浜発・上り) 16:14-18:17 アフタヌーンティーセットがいただけます。 旅のフィナーレにほんのり色づく伊予灘の夕景を見ることができます。
2号車「黄金の章」
乗車後しばらくして朝食が運ばれてきました。夏野菜をふんだんに使用した旬彩モーニングです。
列車は下灘駅に停車。 日本一海に近い駅として有名になった駅です。 映画やドラマでも多く使用されました。
車内の様子です。みきゃんの席も設けられています。
大洲駅到着。 伊予灘ものがたりのおもてなしは最高で、大洲駅では、大洲城の城主のおもてなし。
レンタサイクル(今日は電動)で大洲散策。
大洲城 大洲城は、鎌倉時代末期、伊予国の守護宇都宮豊房の築いた 地蔵ヶ岳城(じぞうがだけじょう)が始まりといわれています。 激動の戦国時代を経て、小早川隆景が伊予を平定した後、 戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治が相次いで城主となりますが、 このころ4層4階の天守を中心とした本格的な近世城郭に整備されたのではないかと考えられています。
おはなはん通り 江戸時代の町割と家並等が忠実に残された地域で、当時の暮らしぶりを垣間見ることができる。 北側の蔵並びは商屋のもので、南側は武家屋敷であった。 この通りは、藩主の別邸へのお成道として使用されていたため、 他の通りよりも広くなっていると言われており、商屋の火事が武家屋敷に 飛び火しないように配慮していたとも考えられている。 「おはなはん通り」の名前は昭和41年のNHK朝のテレビドラマ「おはなはん」の ロケが行われたことから由来している。
ドラマ東京ラブストーリーのロケ地としても有名です。
おおず赤煉瓦館 明治34年に大洲商業銀行として建てられ、当時では珍しい外壁に赤煉瓦、 屋根には和瓦を葺くという和洋折衷な建造物。 現在は風格ある外観をそのまま活かし、観光施設として活用されている。
短時間での大洲観光の後、伊予長浜へかわいいみきゃんの電車で向かう。
長浜では、長浜大橋と、本日のメインイベント猫の島「青島」行きの船に乗ります。 長浜大橋 愛媛県大洲市の肱川河口にある赤い橋です。 2009年に経済産業省の「近代化産業遺産」に認定さ、2014年12月10日に国の重要文化財に指定されました。 橋の下に船を通すため、中央部の18メートルの区間を跳ね上げて開閉することができる バスキュール式(跳ね上げ式)可動橋で、日本で現存する道路開閉橋としては最古の橋です。
冨屋金兵衛邸
長浜大橋のすぐ前には、冨屋金兵衛邸があります。 文久2年(1862年)春、土佐の郷士坂本龍馬(28歳)は自らの使命を自覚するや、決然として脱藩した。
3月24日龍馬は同志の沢村惣之丞と高知を出、25日梼原村に着き那須邸に宿泊します。 26日、国境の韮ヶ峠を越え、伊予国に入り、大洲領の泉ヶ峠に宿泊、 27日、宿間村から小田川・肱川を下り大洲城下を経て、夕方長浜村の冨屋金兵衛方に着き宿泊した。
28日、長浜の港を出て、海を渡り、長州に着き、更に京に上り、維新革命の渦中に身を投じた。
冨屋金兵衛は紺屋を営む商人であるが、勤王派志士を援助して、龍馬に先んじて、吉村虎太郎らも滞留している。 冨屋金兵衛邸は現在も宿泊できる旅館です。
さのや食堂 長浜大橋からすぐ、スーパーの前に堂々と構えた食堂です。 地元で昔は繁盛していただろう(今も)ザ・食堂です。 ここで昼食、おススメと書いてあった、中華冷麺(冷やし中華)をいただきました。
昼食後、14時30分の船で長浜港より青島へ向かいます。 青島 青島は瀬戸内海にある愛媛県大洲市の島です。 長浜港の沖合い13.5kmに位置する有人の島で、2013年の時点で、 島民15名に対し、既に猫が100頭以上も生息していた。 定期船「あおしま」は朝8時の便と午後14時30分の2便です。 午後から長浜へ帰る便は16時15分発の1便しかないため朝の便で定員35名が渡ると午後から渡る方は、 帰りの便に乗れなくなる可能性があり、注意が必要です。 もちろん定員が35名のため、それぞれの便に乗れない可能性もあります。(先着順) 心配しながら1時間前に港に到着 。
待合所もなく、切符を購入し(往復1,400円)船の中で待ちました。 出航時間が迫ってきましたが、海外からの観光客2組と日本の観光客が2組合わせて10名くらい。 思ったより少ないな。今日は少ない日なのかな。ラッキーかな。と思いながら出航。 約30分で青島到着。島に着いたが午前の便の客はあまり見当たらなかった。
島に着いてすぐに現状(イメージしていた猫の島とは程遠い現状)が見えてきた。 猫がいない。餌場に近づくと数匹いたがほとんどの猫が汚れていて、痩せこけていた。 あまりにもイメージしていた猫の島とは程遠かった。 それでも海外の観光客や小さな女の子は一生懸命、楽しそうに餌を猫にあたえていた。 猫の好きな人には頭が下がった。
帰りの便は午前中の観光客の人がいてほぼ満席になった。(おそらく釣り客もいたのでは?) 猫の島とは程遠かったが、青島まで来ると海の水はとても綺麗で澄んでいた。 天気が良かったので船が宙に浮く宙船も見ることができた。 何とかしてこの素晴らしい財産を存続いてほしいものだ。
長浜からいったん大洲へ戻り、特急で松山へ帰り2日目終了。 伊予長浜駅では「道後編」の伊予灘ものがたりの到着を待って大洲へ戻りました。