弁護士バッジを付けてのテレビ出演 | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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今朝、フジテレビの「とくダネ!」にゲスト・コメンテーターとして生出演しました。
昨日11/24に神戸地裁で予定されていた詐欺事件等の初公判に、兵庫県の
野々村竜太郎被告人(元県議)が突然欠席し、裁判が空転したことを受けて
コメントを求められるものでした。


この出演、実は、
議員バッジではなく、弁護士バッジをつけて出演しました。

この事件は、税金に由来する政務活動費の不正使用が詐欺に問われています。
今回の一連の動きは、昨日のブログで書きました4つの価値観」のうち、
公正、「透明性、「説明責任」の3つが欠けています。

まず、税金由来の公金詐取ですから、まさに政治家としての「公正が問われています。

2015.11.25_政活費_R


次に、彼の政務活動費の使途は、おびただしい回数の城崎温泉への日帰り出張など、
その必要性や真実性が不明であるものが多く、不透明と言わざるを得ません。

さらに、これを説明すべき会見等では、出張を裏付けるはずのメモ等を廃棄したと述べ、
ご存知のように号泣するなど、説明責任を果たしたと言うには程遠いものでした。

有権者から負託を受けた議員が、「公正」と「透明性」と「説明責任」のいずれにも
反していることから、悪質さは免れません。

元政治家の案件について、弁護士バッジをつけながらテレビでコメントするというのも、
法律家(awyer)と議員(egislator)の両立場にある私ならではのL字路交差点
一風景といえます。