自己紹介⑥ たけし | わかりやすいプロジェクト ~高校生チーム~のブログ

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高校生が国会事故調報告書を読み考えます。私たちの活動を通して、考える大切さを他の高校生にも知ってもらいたいと思っています!

皆さんこんにちは。福島の高校2年生、たけしです。
宜しくお願いします!

私は、高校で科学系の部活動に所属しています。各自で課題を選び、その課題に向けて研究をするのです。

私のテーマは「太陽光発電」。具体的には、太陽光発電の普及を促進させるために、機械の性能の向上に着目するよりも、今ある機械でどれだけ低コストになるかを研究の中心に据えています。
また、これからは、太陽光発電という無尽蔵のエネルギーを用いて、エネルギーの有効活用について考えてゆきたいです。各家庭規模でそれぞれの屋根にパネルを置くことによって場所を有効活用すれば、電気を容易に、しかも大量に生み出すことができ、魅力的だからです。

そもそも、私がなぜこの企画に参加しようと思ったのかについて話したいと思います。
それは、「みんなは原発についてどう思っているのか」ということを見てみたいと思ったからです。

以前から、私は放射線に対する情報不足を減らしたいと学校で活動していました。校内でモニタリング調査を行なって、その結果をまとめた学校の敷地内の地図を発表したり、今の福島の正しい情報を発信するために様々な発表会に参加したりしていたのです。

このような活動で発信したかったことは、「原発事故後の福島において『安全』をどのように考えるのか」ということに自分たち自身が向き合う必要があるということです。

しかし、活動をしているなかで気になったのは、結局のところ「何故このような事故が起きてしまったのか」という根本的な原因に対する問いでした。事故が起こる前に本当に対策が講じることができなかったのか、今回の一番の原因は何だったのかなどが気になり、テレビ番組や学校の企画などに参加して事故について調べていました。その中で出会ったのがこの「国会事故調わかりやすいプロジェクト」です。

この団体に参加して思うのは、極端にいえば、今回の原発事故の原因は国民一人一人にあるということです。もちろん直観的な言い方です。しかし、こう思う理由は、私自身にもいえますが、事故が起こるまでは原発のことについて何も知ろうとしなかったという現実を消せないからです。

もちろん、この問題はとても難しいと思います。科学の専門的な知識が必要になりますし、放射能による被曝についても身近なことでなければ理解するのに時間がかかるのも当然です。しかし、だからこそ、私たち「わかりやすいプロジェクト」が「知ること」を伝えていくべきなのだと思います。

現在、原発を作っている国は日本だけでなく世界中にあり、原発がある限り、この問題は日本だけには留まりません。私たちは、今回の原発事故や放射線の知識をわかりやすく伝えていき、日本だけではなく世界にも発信していきたいと思います。

宜しくお願いします。