vol. 217
今日は
「ダメ出し」!?の受け取り方
です
みなさんこんにちは!
ドイツ在住ピアニスト・音楽心理セラピストの
ラインスハーゲン わかなです。
こちらのブログでは
音楽や演奏についてドイツの音楽事情ドイツやドイツ人のこと
などについて発信しております。
プロフィールはこちら
お忙しい中読みにきてくださって
ありがとうございます♪
本題に入る前に・・・
オンラインサロン「OTOLA」の募集の際には
サイトを見てくださったり
興味を示してくださり
本当にありがとうございました!
次期募集は9月の予定です。
シャッターを下ろす瞬間
前回の記事は
「生徒側の気持ち」を
書きました。
前回の記事はこちら
そこで
「ドイツ人は頭が硬い」
と書いたのですが、
それを読んでくださったある方が
「日本人も多くないですか?
バリア張っちゃう人、多い気がします」
とコメントくださいました。
それを読んで、思い出したことがありました。
「そうだった、私、
バリア張ってた!」
先生に限らず、
人から何かを言われたとき、
すぐに私は
「私が間違ってるって
否定された!!!」
と捉えることが多くありました。
なので、そんな時は言われてすぐに
シャッターをガラガラーと降ろすが如く
バリアを張っていました。
小さな時だったら
「はい」と聞けてたことも
ある程度大きくなると
「こんなこと言われた!」
「私、間違ってるって否定された!」
「ダメ出しされた!」
からの
「ひどい!」
「傷ついた!」
「もう傷つきたくない!」
から
自分を守るべく、
バリアを張って、
「もうこの人の言うことなんか聞かない!」
「この人、嫌い!」
と跳ね除けることをしていました
全て、無意識に・・・
だから、
レッスンでこのようなことが起きると
いつの間にか
「この先生の言うこと、聞きたくない」
と無意識に反応してしまい、
先生に敬意を払えなかったり
レッスンがつまらなくなったり
とても悪循環でした
小澤征爾さんのリハ風景を見て
たまたま見つけたのですが、
小澤征爾さんのオーケストラとのリハーサル風景
を見ました。
そこで、小澤さんは
「もっとクレッシェンドして!」
と言います。
そしてその後に
「なぜなら because」
と続け、
他の声部が大きいから、
クレッシェンドをもっとしないと聞こえない、
と理由を述べていました。
また、
「ここは、軽すぎるなぁ」
そしてその後に
「僕にとっては for me」
と言っていました。
私がレッスンで言われたことは
頭からの否定ではなかったはず。
それなのに、当時は
「こう言われた、私ダメ出しされた」と捉え
先生のその後に続くであろう
「なぜなら僕はこう思うから」
「僕にとっては〇〇に感じる」
を聞き逃していたからかもしれません。
これを受け取れていれば
「否定された!」とは
思わなかったかも・・・。
先生として指導するときに
気をつけていることは、
堂々と、ニュートラルに
自分の考えや感想を伝える。
ということです。
これ、私の課題です
言われたことに「否定された!」と思っていた
昔の自分がいるので、
「こんなこと言ったら傷つくんじゃないか?」
と、レッスン中も恐れ恐れ
言葉をつなぐことがよくありました。
そうすると、
結局言いたいことが伝わらないのです
回りくどいだけで何言ってるの?
となってしまうことに気づきました
変に自分を卑下せず、
だけど謙虚に、
「こうだから、こう思う」
「私には、こう感じる」
とbecauseとfor meを
うまく使いながら
言葉をつなげていきたいな
と思った今日この頃です
日本は新年度ですね!
新たなスタート、
楽しんでいきましょう〜
今日はここまで!
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!