vol. 205
今日は
先週開催された
ドイツのコンクール
「jugend musiziert」の
審査結果編
です!
ドイツのコンクールについて書いた記事はこちら
どんな準備をした?の記事はこちら
みなさんこんにちは!
ドイツ在住ピアニスト・音楽心理セラピストの
ラインスハーゲン わかなです。
こちらのブログでは
音楽や演奏についてドイツの音楽事情ドイツやドイツ人のこと
などについて発信しております。
プロフィールはこちら
お忙しい中読みにきてくださって
ありがとうございます♪
審査の点数は?
まず、今回は地区大会なので
点数の内訳は以下の通りです。
1位:21〜25点
2位:17〜20点
3位:13〜16点
奨励賞:9〜12点
努力賞:5〜8点
参加賞:4点以下
州大会、全国大会になると
また点数の振り分けは変わってきます。
過去15年くらい
このコンクールに関わっていますが、
今まで、地区大会で「17点以下」を聞いた記憶が
あまりありません
大抵の生徒たちは21点以上をもらって
1位
を獲得しています
1位は1位でも
1位は1位でも、
州大会に行ける場合と行けない場合があります。
まず、9歳以下。
年齢グループが「1a」と「1b」の子たちは
どんなに点数が良くても、
25点満点でも、
残念ながら、
「まだ若すぎる」という理由で
州大会には行けません。
年齢グループ「2」の10歳以上から
州大会への出場権が得られます。
その場合、
23点以上であること
が条件です。
同じ1位でも
22点だったら次に進めない。
この一点の差は
大きいです
審査員も、
割とこの一点を意識してつけてるなぁ、
と感じました。
審査員がみているところとは・・・?
これはあくまでも私の感想ですが・・・
年齢が低いグループ(1aや1b)は
それはそれは暖かい目で応援してくれている。
当たり前?かもしれませんが
今回私が参加した地区では
1aと1bは12組(ソロ部門、デュオ部門含む)でしたが、
2組が25点満点、
9組が24点をもらっていました
とにかく
「参加してくれてありがとう!」
という感じでしょうか
また来年も待ってるよ!
がんばって!
というエールが込められているように
思いました
難しい曲云々よりも、
確実に安定した演奏をした子が評価されていた。
曲は自由にプログラムできます。
ちょっと背伸びをして難しめの曲を演奏することも
今のその子のレベルに合わせた曲を演奏することも
どちらも可能です。
そして、暗譜は必須ではない!
楽譜を見て弾いて大丈夫。
楽譜を見たことで
点数に影響が出ることはありません。
もちろん、
その年齢グループよりも格段にレベルが上の曲を
楽々と安定して演奏できる子は、
25点満点をもらうこともあるでしょう。
でもそれはほんの一部といえば一部。
大抵の審査員は
「難しい曲を弾いている。
だから点数を高くあげよう」
という視点ではなく
「プログラム全体の演奏が安定している。
たくさんしっかり準備したんだな。
だから高い点数をあげよう」
という視点で
審査している気がしました。
暗譜で、そして音楽的に演奏して、
でもところどころヒヤッと危なかった子と
楽譜を見ながら、確実に、
でももっと自由でも良いかも?と思う子と
どちらが良い点数だったかと言えば、
後者です。
こういうところで点数がついちゃうのが
コンクールなんですけどね
(だからコンクールは好きじゃないのよ、
という同僚たちが割といます)
参加者は
全員15€
(今のレートで2400円くらい?)
もらえました
初参加の息子も
これは嬉しかったようです。
また来年も出る気になったおりました
今日はここまで!
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!
お知らせ
ピアニスト・音楽家のためのセラピストをしている私が講師を務めます。
https://www.reservestock.jp/events/899349
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