質疑応答 師匠のオンラインセミナーより 2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。 よかったら読んでみてください。

 

 

 

 

今日も昨日の記事の続きです。

 

私の師匠のオンラインセミナーを日本語に訳しました。今日もQ&Aです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q5) 弟の声を聞くのを嫌がります。どうすればいいですか?

 

A5) 過剰刺激で、

 

弟さんの声を聞くと

 

耳が痛くなるのかもしれません。

 

こういったケースは

 

ビデオに撮って

 

見せてもらうと

 

もっと良いアドバイスが

 

できると思うのですが、

 

複数の子供の声が原因なのか、

 

声のピッチそのものが原因なのか、

 

弟さんの他の何かが

 

トリガーになっているのか、

 

先程お見せしたような

 

ショッピングモールに

 

連れて行かれた時のように

 

圧倒されてしまっているのかもしれません。

 

 

もしも 弟さんが大きな声を出していたり、

 

キンキン声を出しているのが

 

原因ならば、

 

弟さんに

 

そういう声を出さないように

 

お願いするのが一番だと思います。

 

 

「弟さんは普通の声で話しているそうです。」

 

 

それでは 

 

弟さんがする何か

 

他のことが原因になっているはずです。

 

弟さんがする何かが、

 

自閉症スペクトラムの

 

お子さんにとっては

 

予測不可能な

 

脅威だと感じられるものに

 

なっているはずです。

 

 

(質問者登場)

 

質問者「小さい頃はそうでなかったのに、

 

ここ2年ほど、弟に対して 

 

声が嫌いだからあっちへいけ 

 

というようになりました。」

 

 

ゲルド先生 「ひとつ質問してもいいですか? 

 

弟さんに対して 

 

自閉症スペクトラムの息子さんが 

 

声が嫌いだからあっちへいけ 

 

と言っているのを見て、

 

あなたはどう感じますか?」

 

 

質問者「もちろん 悲しいです。 

 

だからそういう時は、

 

そんなことを言ってはいけないよ。

 

あなたの弟なんだから。

 

弟もあなたも

 

お母さんのお腹から

 

生まれた兄弟なんだから、

 

もしもお父さんとお母さんが

 

死んでしまったら 

 

家族は弟だけなんだよ。

 

と言います。 

 

私の言っていることが

 

分かっているのか知りませんが、

 

コミュニケーションは

 

わりとよく取れているので、

 

多分分かっていると思います。」

 

 

ゲルド先生 「まず1つ目は、

 

息子さんは

 

確実に

 

言われていることが

 

分かっていると思ってください。

 

家庭内で話されている会話は

 

すべて理解しています。 

 

そして、

 

お母さんが悲しいと感じる

 

ということについてですが、

 

お母さんが悲しいと思うということは、

 

お母さんの中に

 

息子さんは弟さんに対して

 

そういうことを言うべきではない、

 

自分の弟を

 

そんな風に拒絶するのは間違っている

 

という固定観念があるからです。

 

わかりますか?  

 

私がお母さんに提案したいのは、

 

息子さんが弟さんに 

 

あっちへ行け 

 

と言う時、

 

まずは 

 

息子さんが

 

どうしてそう思うのかを

 

理解しようとしてみてください。

 

息子さんがそうしているのは 

 

もしかしたら 

 

そうすることでしか

 

自分を守れないから

 

かもしれません。 

 

今現在 

 

弟さんと一緒にいることが

 

辛くて無理なのかもしれません。 

 

 

それからもうひとつ

 

お母さんに

 

注意して観察してみて欲しいのは、

 

ご家庭で 

 

自閉症スペクトラムの息子さんが

 

そこにいるのに、

 

息子さん抜きで

 

会話をすることが

 

どれくらい

 

頻繁にあるかということです。

 

または 

 

息子さんがそこにいるのに 

 

分からないだろうと思って

 

息子さんのことを

 

家族で話すことが

 

どれくらいあるかどうか。 

 

そして息子さんがそこにいるのに、

 

息子さんに対する

 

ネガティブなことを

 

家族で話すことが

 

どのくらいあるかどうか。

 

逆に

 

息子さんに対する

 

ポジティブなことを

 

家族で話すことが

 

どれくらいあるかどうか。 

 

息子さんは

 

みんなが話していることを

 

すべて理解していると思ってください。 

 

それから、

 

一日に何回

 

自閉症スペクトラムの息子さんを

 

褒めているか、

 

何回

 

弟さんが

 

お兄さんを褒めているか、

 

何回

 

お父さんが

 

息子さんを褒めているか、

 

何回

 

息子さんに 

 

I love you so much.

 

と伝えているのかも

 

観察してみてください。  

 

 

自閉症スペクトラムの子供は

 

自分に対する

 

ネガティブなことを

 

他の人が話しているのを

 

聞いていることが

 

非常に多いです。

 

 

ポジティブなことよりも

 

ネガティブなことを

 

言われることのほうが

 

圧倒的に多いです。 

 

 

私が思うに、

 

おそらくそういったことが 

 

息子さんが

 

弟さんに

 

あっちへ行けと言う

 

理由なんではないかと思います。  

 

 

先程お話した 

 

信頼関係を作ることに

 

関係してきますが、

 

もしもお子さんが 

 

自分が自分でいることを

 

周りの人に

 

受け入れてもらえていないと

 

感じているなら、

 

お子さんが

 

周りの人を信頼したり、

 

絆を持とうとしたりしたいと

 

思えるわけがない 

 

ということです。

 

 

 

ですから 

 

逆に 

 

それを全部ひっくり返して 

 

そのままのお子さんを認めて、

 

愛して、

 

理解しようとして、

 

褒めて、

 

ポジティブなことに

 

変えることができたら、

 

必ず息子さんは変わります。 

 

 

とてもシンプルで、

 

失うものもなにもないです。 

 

是非トライしてみてください。

 

 

この質問をしてくれて

 

ありがとうございます。

 

この質問の答えは 

 

他の 

 

「親として自分を攻めてしまう」

 

「親としてプレッシャーを感じてしまう」

 

という質問への答えにもなります。 

 

 

自分の物の見方を変えること、

 

自分の思い込みを変えること。  

 

それが

 

親御さんができることであり、

 

私が教えられることです。

 

 

親御さんが

 

そうやって変わっていった時の

 

子供の反応は 

 

素晴らしいものがあります。 

 

 

ドクター ニアも

 

ドクター デビも

 

同じことをやってきました。 

 

だから

 

彼女たちは

 

そうやって

 

自分の思い込みを

 

変えていくことが

 

どれだけ効果的か

 

知っています。

 

彼女たちは何年も、

 

来る日も来る日も 

 

お子さんを

 

批判的な目で

 

見るのではなく、

 

褒めることを

 

心に留めて

 

生活してきました。

 

お子さんがやっていることを

 

止めるのではなくて、

 

興味を持って

 

一緒にやってみる。

 

 

子供と

 

繰り返し行動を

 

2時間ぶっ続けで

 

やることを、

 

気が狂いそうだと

 

思うのではなく、

 

そのことに喜びを

 

見出そうとしました。  

 

 

 

だから 

 

あなたが

 

自分の考え方を

 

先に変えることで、

 

お子さんも

 

一緒に変わっていくのです。 

 

私はいつも 

 

「親が変われば子供も変わる」

 

と言っています。

 

続きます。

 

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