子供の偏食を治すには その2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

本題に入る前に過去記事を貼っておきます。良かったら読んでみてください。

 

 

 

今日も子供の偏食についてのシリーズの続きです。

 

長くなってしまったので「偏食について」というテーマに記事をまとめてあります。

シリーズ最初の記事から読んでいただけるとわかりやすいと思います。

 

 

 

過去記事で


「研究によると、2−3歳児の約半数が偏食で、その後はだいたい全体の1/3の子供が偏食になるようです。 大きくなるにしたがって自然に偏食が治るのは その1/3の子供のうちの1/4だけなんだそうです。Dr. Toomeyは、これは私たちが子供の偏食がどうして起こっているのかということを正しく理解していないことが原因だと言います。
また、子供の1/3を占める偏食の子供の中の5−10%の子供が(ということは子供全体の2−3%程度)重度の偏食だそうです。この重度の偏食になる子供たちは、軽度の偏食の子供たちと比べて 大きな発達や身体の問題を抱えています。」

 

と書きましたが、この傾向は世界共通で、しかも歴史的にもずっとこの程度の割合で子供の偏食が見られるんだそうです。

 

だから、これは今の社会の問題でもなければ 文化的な問題でも 親のしつけ云々の問題でもないのだそうです。

 

過去記事で書いたように、子供には食べることに関する5つの大きな転換期があります。 生後4−6週間、生後4−6ヶ月、生後12−14ヶ月、2−3歳、5−7歳、9−11歳がその転換期ですが、

 

世界共通で、子供が経管栄養チューブを装着しなくてはならなくなるピークの年齢は新生児集中治療時を除くと生後6−7ヶ月と14−16ヶ月です。これは子供が生後4−6ヶ月と12−14ヶ月の転換期をうまく乗り越えられなかったことが原因です。

 

この5回の転換期を乗り切るには5つのスキルが必要になります。

 

1 感覚的な許容や探究心 (Sensory tolerance/exploration)

 

食べ物から受ける感覚刺激(味、見た目、におい、感触、食べる時の音など)を受け入れられること

 

2 姿勢の安定性(Postural Stability)

 

人体が最優先するのは食べることではなくて まず 呼吸をすること、次は頭をぶつけないように姿勢を保つことです。

 

3 舌先を横方向に動かす動作 (Tongue Tip Lateralization) 

 

すみません。この単語の日本語訳が見つからなかったので私のオリジナルです。

この動きができない子供はかたまり肉や固い野菜などが食べられません。

 

4 奥歯でしっかり食べ物をすりつぶす動作 (Rotary Chewing)

 

すみません。なぜかこの単語も日本語訳が見つかりません!!

食べ物を奥歯で噛む時に、下顎を縦方向にぐるっと回してすりつぶす動作です。 これができないと、食べ物を小さく咀嚼することができません。

 

5 前向きな心の持ち方 (Positive Mindset)

 

これは食べる行為の大きな部分を締めています。食べることは社会的、身体的に楽しむことだという思いがないと、食べることが難しくなります。

 

続きます。

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

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