子供の偏食を治すには | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

本題に入る前に過去記事を貼り付けておきます。 よかったら読んでみてください。

 

 

 

今日は今までの子供の偏食シリーズの続きです。 

 

これまでは最初にDr.Toomeyについて知ったインタビューから学んだことをまとめていましたが、先日 Dr. Toomeyの運営するSOS approach to feedingのウェブサイトで、2時間超のオンラインセミナーを見つけました。 その内容の方が最初のインタビューよりも詳しかったので、今日からは最初に見たインタビューの内容に付け足して、偏食の治し方まで、このセミナーを見て学んだことをシェアしたいと思います。 ものすごく勉強になる濃い〜内容だったので、ブログで皆さんにシェアしたくて2時間のセミナーを見ながら夢中でルーズリーフ14枚、28ページ分もノートをとりました!おかげで2時間見るのに3日かかりました!!!(そして左でが固まりそうです。。。 私左利きなので。 でも達成感ありです!!)

 

シリーズが長くなってしまうので、新しくカテゴリー追加して、関連記事をそちらに移動しておきます。

 

全部貼り付けると数が増えちゃうので、この記事から始まった偏食シリーズです。 よかったらこの記事からさかのぼって読んでみてください。

 

 

実はDr. Toomey 地元の人みたいで、うちの近所の高校を出ていて、どうもデンバーに住んでいるみたいです。いつか会えるといいなー。❤

 

彼女の娘さんは胃食道逆流症(GERD) (ウィキペディアによると:胃の内容物が食道に侵入する慢性的な状況であり、症状や合併症を引き起こしうる。症状には、口内の酸味、胸焼け、口臭、胸痛、嘔吐、呼吸障害、歯の摩耗などがある。)のために生後7ヶ月までは食べることができずに大変な状況だったそうです。 専門的な経験も知識もあったので、頭では何が起こっているかわかっていても 親としてとても辛くて気が狂いそうだったそうです。 

 

だから偏食のお子さんを持つ親御さんの気持ちや、気が狂いそうになることも良く分かるとのこと。 でも、適切なやり方をすれば必ず良くなるので頑張ってほしいとのことです。

 

注)過去記事で説明した軽度の偏食と重度の偏食のチェックリストで お子さんが重度の偏食だと判明した方は できるだけ早く専門家に相談してください。 重度の偏食は専門家の指導を受けずに家庭だけでなんとかするのは非常に難しいそうです。 このセミナーは、偏食になるプロセスや、食べるという行為がどれだけ高度な活動かということ、そして軽度の偏食をどうやって治すかについてです。

 

Feedingというのは日本語では摂食と訳したほうがいいと思うんですが、文章にするとなんかしっくりこないので 私は勝手に「食べること」と訳しますね。

 

食べるという行為は氷山の一角で、水面下ではとてもたくさんの要素が総動員されているんです。

 

食べるという行為は人間が行う行為の中で最も複雑で難しい行為です。7つの要素がひとつひとつすべてしっかりと正しく働き、7つ全部が適切にからみあって機能してはじめてできる行為なんです。 

 

だから、子供が他の場面(学校、遊び、スポーツなど)で問題なく行動できていても、食べることでつまづく場合があるわけです。

 

食べるために必要な7つの要素は

 

1 全部の臓器   

  心臓、肺、神経、胆嚢、肝臓、ホルモン、内分泌系機能、などなどなど

 

2 全部の筋肉   

  真っ直ぐに座るために使う筋肉、食道、胃、腸などの内部の筋肉、舌、内臓の弁、蠕動運動を促す筋肉など
  (筋力が弱いと この蠕動運動を促す筋肉も弱いため、便秘の原因となり、便秘は消化吸収の妨げになり、食欲不振になります。)

 

3 8つの(すべての)感覚機能  

  視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有受容覚、前庭覚、内受容覚 すべてを動員するのは食べるという行為と〇〇〇〇というもう一つの行為の2つだけです。(後で触れます)

 

4 栄養状態    

  例えば鉄分不足だと、疲れやすくなり、食べるエネルギーがなくなります。亜鉛不足だと食欲不振になり、ビタミンDが不足するとうまく栄養が吸収できません。(大人は肥満につながります。)

 

5 学習の仕方、キャパシティー、これまでの経験

  視覚が強い子供は偏食になりやすいです。また、精神年齢が低くても食べる行為は難しくなります。もしもこれまでに食べると吐いたりお腹が痛くなるという経験をたくさんしていると、食べることと辛い経験がリンクされてしまい、食べたがらなくなります。

 

6 発達

  発達に問題があると、過去記事に書いた5つの食べる行為の転換期がくるたびにつまづくことになり、結果どんどんとギャップが大きくなります。

 

7 環境

  偏食の原因は約95%のケースで親の育て方のせいではありません。ですが、偏食をなくすのに役立つ食べさせ方とそうでないやり方があるので、それを学ぶことが大切です。

 

続きます。

 

読んでいただいてありがとうございます!

 

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