知らなかった!子供が偏食になる本当の理由 その3 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

このシリーズの続きです。

 

 

 

 

次の大きな転換期は生後12−14ヶ月です。

 

この時期に偏食への道を進んでしまう子供がたくさんいます。

というのは この時期はちょうど子供が他人と違う自分というものを認識し始める時期でもあるからです。

自我が出てくることにより、子供は 自分は自分の意思を表現することができることに気がつくので、親の食べさせたいものと子供の食べたいもの(子供の体の発達に見合った食べ物)が一致しないと 親子間でのバトルが始まるわけです。

 

そして、間の悪いことに なんと次の転換期は2歳から3歳になります。 そうでなくとも魔の2歳と言われるほど自我が強くなってくる時期なので、事態はどんどん悪化していきます。

 

その次の転換期は5−6歳、そして最後の転換期が9−10歳の時期にあります。

 

研究によると、2−3歳児の約半数が偏食で、その後はだいたい全体の1/3の子供が偏食になるようです。 大きくなるにしたがって自然に偏食が治るのは その1/3の子供のうちの1/4だけなんだそうです。Dr. Toomeyは、これは私たちが子供の偏食がどうして起こっているのかということを正しく理解していないことが原因だと言います。

 

また、子供の1/3を占める偏食の子供の中の5−10%の子供が(ということは子供全体の2−3%程度)重度の偏食だそうです。この重度の偏食になる子供たちは、軽度の偏食の子供たちと比べて 大きな発達や身体の問題を抱えています。

 

お子さんが軽度の偏食なのか重度の偏食なのかをチェックするポイントは:

 

1.食べられる食品の数

  軽度:30以上

  重度:20以下

 

2.同じものを続けて食べすぎて飽きてしまった時に

  軽度:2週間ほど間をおけばまた食べられるようになる

  重度:一度食べすぎて飽きてしまったものは2度と食べられないため、どんどん食べられるものが減り続ける

 

3.さまざま栄養素、食感を持つ食品(タンパク質、野菜、肉、固いもの、すりつぶしたもの、湿ったものなど)が

  軽度:カテゴリー内で1つは食べられるものがある

  重度:全く食べないカテゴリーのものがある

 

4.食べたことのない新しい食べ物が自分のお皿に置かれた時(食べろとは言われていない。ただお皿の上に置いてあるだけ)

  軽度:がまんできる。いやいやながらでも 触るか 味見するかできる

  重度:パニックになる

 

5.食事をする時は

  軽度:家族と一緒のテーブルで同じ時間に食べるが、頻繁に自分だけ別のものを食べている

  重度:いつも自分だけ別のものを食べ、家族と別の時間、または別の場所で食事をする

 

6.定期健診で 好き嫌いについて聞かれた時に

  軽度:好き嫌いが激しいと答えることがよくある

  重度:毎回 好き嫌いが激しと答えている

 

7.新しい食べ物が食べられるようになるまでに

  軽度:20−25段階を経て食べられるようになる

  重度:25段階以上のステップを経ないと食べられるようにならない

 

次回 このチェック項目についてまた詳しく説明しますね。 食べられるものの数の数え方が独特なので。

 

 

 

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