【重要文化財で聴く】: 旧東京音楽学校奏楽堂 | 世界あちこち散歩

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上野公園」内のあまり目立たない
場所にその建物はあります。

建物の名称は
旧東京音楽学校奏楽堂」。

東京藝術大学音楽学部」の前身、
東京音楽学校」の校舎として
1890年に建築され、その後、
1983年に台東区に譲渡され、
1987年に現在の地へ移築・復原
されました。

翌1988年には国の
重要文化財」に指定されました。
私がこの建物を最初に訪問したのは
今から3年前。

その時は、特に事前勉強せず、
重要文化財の建築巡りの一環で
ふらっと訪問し、見学・撮影を
行いました。


舞台上にある
パイプオルガン」は
コンサート用としては
日本最古だそうです。


その時の見学の際、この建物は単に
文化財として公開されているだけで
なく、今でも時々、コンサート用に
使われている事を知りました。

これは是非聴きたい!」と思った
ものの、なかなか機会が無く、
ようやく、先日、演奏を聴く事が
出来ました。

必ずしも毎週では無い様ですが、
日曜日の午後、東京藝術大学の
学生さんがミニ・コンサートを
開いているのです。

入場は無料。

予約は不要で、先着順での入場と
なります。

パイプオルガンの日と
チェンバロ」の日があり、
私が行った時はパイプオルガン
でした。

私の様な素人には、楽器の中でも
特にパイプオルガンの様なものに
関しては、機材や演奏の優劣を理解
する事も言葉にする事も非常に
難しいのですが、電子楽器や
デジタル音源にすっかり慣れて
しまった耳には、ここで聴いた
パイプオルガンの音色は、とても
素朴で温かく感じました。

ご興味がありましたら、是非一度
ご体験下さい。

コンサートのスケジュールは
以下のサイトで確認出来ます。