【学生街を歩く】: 神田 | 世界あちこち散歩

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国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

昨年末頃から何故か急に公私共に

神田」近辺を訪問する事が多く

なりました。


神田と言えば、東京を代表する

学生街」です。


実際に大学や各種学校の数も多い

ですが、私の様に学校は全く別の

地域にあった学生でも、食事や

買い物に行く事が多かった街です。


正確な定義はわかりませんが、

私の中では、神田の学生街の起点は

御茶ノ水駅」(JR中央線・総武線)。


神田駅」(JR山手線)は会社員の街

のイメージが強いです。


地名で言えば

神田駿河台」、

神田小川町」、

神田神保町」辺りには、

高校生になった頃から、

良く行く様になりました。


何と言っても、この地域には

学生が欲しがる様な品の専門店が

多いからです。


楽器店、スポーツ用品店、

書店・古書店がその筆頭です。


久し振りに歩いてみましたが、

昔ギターやサックスを買ったお店も

健在でした。



レモン画翠」と言う画材店も、

昔と建物は変わったかも知れませんが、

まだ在りました。



私は絵を描きませんが、ここでは

お洒落な文具等も売っていたので、

自分用やプレゼント用に買いに

行く事も多かったです。


三省堂書店にも以前は良く行って

いました。



海外の輸入地図も豊富だったので、

Google Mapの無い時代には、旅行や

出張の前に買いに行きました。


現店舗での営業は5月8日で終了し、

その後は建て替え工事に入るそう

ですので、これが最後の機会と思い、

全部のフロアの隅々まで回りました。


無くなってしまって残念なのが、

シェーキーズ」。

食べ放題があるピザ店です。


確か、私が高校生の頃は、ランチ時は

500円位で食べ放題でした。


友人と何ピース食べられるか競争

しましたが、サイドのポテトが

美味しくて、それを食べすぎて、

肝心のピザは目標の30ピース超えを

達成出来ず、敗退しました。


又、2018年3月末に閉店した

天丼いもや」を再訪出来なかった

のも残念です。


学生のお財布にも優しい価格帯の

美味しい店でした。


一方、暖簾分けされた店、

天婦羅いもや」は今でも

近くにあり、こちらも人気店で、

行列に並んで食事して来ました。




この数十年だけでも色々な変化が

あった神田の学生街ですが、中でも

一番変わったと私が感じるのが、

大学の校舎。


神田川の対岸、住所的には文京区の

辺りも含めると、大学の高層ビル化

が進んでいます。


<明治大学リバティタワー>


<明治大学アカデミーコモン>

<東京医科歯科大学MDタワー>


<順天堂大学センチュリータワー>


そんな中、レトロな雰囲気が残って

いる校舎もあります。


例えば、日本大学の建物。





ウィリアム・メレル・

ヴォーリズ」氏が設計し、

1925年に主婦の友社のビルとして

竣工しましたが、一度取り壊され、

再度当時の姿に建て替えられ、

その後に日本大学の所有になった

そうです。


 この地域には、もう一つ、

ヴォーリズ氏が設計した建物が

あります。


山の上ホテル」です。


1954年に開業し、

川端康成」氏、

三島由紀夫」氏、

池波正太郎」氏等の作家や

多くの著名人が利用して来た

歴史のあるホテルです。





昔から凄く気になっていましたが、

学生時代には泊まれるはずもなく、

この歳になってようやく、1泊だけ

ですが泊まる事が出来ました。












たった35室の都会にありながら

静かでアットホームなホテルで、

外観や内装の隅々までクラシック

かつモダンな雰囲気を醸し出して

いる素晴らしいホテルでした。