【新駅の名前を考える】: 高輪ゲートウェイ | 世界あちこち散歩

世界あちこち散歩

国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

山手線の新駅の名前が決定し、
発表されました。

案の定(笑)、
早速、炎上しています。

①名前がダサい。
②出来レースなら
 公募の意味が無い。
③そもそも新駅必要?

こんなところでしょうか。

個人的には、
当初は①と②については、
おっしゃる通り!」、
③については、
ちょっと認識不足では?
と感じました。

まず③から説明すると、
新駅が出来る品川と田町の間は、
他の山手線の駅間隔に比べて、
結構距離があり、
既に海側の方には多くの
マンションも建っていて、
住んでいる人や通勤している
人にとっては、結構不便な地域
でした。

私も実際に品川から東京位までは
駅と駅の間を歩いた事があるので、
良くわかっているつもりです。

よって、今後の更なる開発計画も
考えると、新駅はあった方が良い
と思っています。

次に①ですが、
ゲートウェイ」と言う
言葉がどうかでは無く、
やたらカタカナの言葉を
不必要にくっつけようと
する事自体が、今の時代、
ダサいと感じる人は
多いと思います。

だから公募で1位だった
のは、超シンプルに
高輪」。

私もこれで十分と
思っています。

でも、駅名がダサくても、
だからと言って、
必要な人にとっては、
使わない訳にはいきませんし、
そのうち慣れますから(笑)、
黙認する事にしています。

一番問題だと思ったのは、
②の部分です。

今回選ばれた
高輪ゲートウェイ」は、
6万4000票中、
たった36票!!

130位に過ぎなかった
そうです。

せめてトップ5の中とかから
大人の事情」で、
1位では無かったものを選ぶ
のなら、まだ世論は納得する
でしょう。

でも、幾ら何でも36票、
130位では、確かに公募の
意味はありませんね。

ただ、今回の件、
個人的には、
JR東日本と広告代理店による
炎上マーケティング」だと
思っています。

つまり炎上するのは覚悟の上。
炎上しても、決定は覆さない、
と言う、強い意思と巧妙な準備
が見え隠れしていると思って
います。

ここからは迷探偵の妄想に
過ぎませんので、どうぞ、
真剣に捉えず、馬鹿馬鹿しい
と笑い飛ばしながら、
お気軽にお読み下さい。

まず、新駅の名前の公募に
関するJR東日本が6月に
出した広報発表文を見て
下さい。

(抜粋)

一番票が多かった案を選ぶ
訳では無い、とハッキリ
言っているのです。

つまり、みんなの意見は
参考にはするけど、
最終的には弊社で勝手に選ぶ
から、どうか怒らないでね、
と言っているのです。

そして、JR東日本が望んでいる
駅名のヒントが隠されて、いや、
大っぴらに書かれていませんか?

まちづくりの方向性」として、
グローバル ゲートウェイ 
品川」と言うキーワードが、
わざわざハイライトされて
いました。

グローバルも品川も、
新駅の名前に推す人は居ない
でしょうから、明らかにこの
2語はカモフラージュ。

推しはゲートウェイ。

公募を発表した際には、
既に内部的には
「高輪ゲートウェイ」で
決まっていたと勘ぐりたく
なります。

主催者側の唯一の誤算は、
もっと多くの人が、
このキーワードに気がついて、
「高輪ゲートウェイ」にもっと
票が集まると思っていたの
では無いでしょうか?

その証拠が、
賞品」に隠されています。

6月の広報発表文では、
採用案と同じ提案をした人の
中から、抽選で100人に賞品
をあげると言っています。

ところが、本日付けの
広報発表文。

(抜粋)

「高輪ゲートウェイ」を提案した
36人に加えて、全ての応募者
の中から100人に抽選で賞品を
あげるところが変更になって
います。

つまり、どう少なく見積もっても
1000人位は高輪ゲートウェイ
を推すと思っていて、だから
100人に絞る為の抽選が必要
だったのに、たった36人では、
抽選が不要になってしまったので、
仕方なく、追加で100人に、
どんな案を出したかにかかわらず
抽選で賞品をあげる事にしたと
考えても、不自然では無いと
思っています。

以上、これはフィクション、
妄想で、実際の裏事情とは
異なりますので、ご注意下さい。