馬の足の指は一本指  | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

走る時は、足の指と指の間を締めて固くする力が必要です。

 

これを把持力(はじりょく)と言います。

 

 

馬の足の指は一本指です。

 

 

 

 

進化の過程で森に住んでいた頃は5本あった足の指が、草原に出て走ることが増えるに連れ、指と指の間を握りしめ続け、やがて骨どうしが連結し、一本指に進化しました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳密に言えば馬の小指は退化してなくなりましたが、人は、四本足ではないので、バランスをとる小指は重要な役割を果たします。

 

●シューズの中の指の形

 

プロの長距離選手に、「地面を蹴るときの、シューズの中の指の形はどうですか?」と質問したことがあります。

 

 

さすがです。迷いなく明確に「こうです!」と答えてくれました。しっかりと指を握りしめています。

 

こちらは、足の速い中学生から、カツアゲした  提供してもらった、部活終わりの脱ぎたての靴下です。(未洗濯)

イイね! 馬の蹄みたいでしょ?

しっかりと、指を握りしめて走っています。

ちなみに、着地の時の足の形はこうでした。

 

 

足の指を上げると、足底筋膜と結びついた踵の骨は前方に4mm引き出され、

足根骨が押し上げられてアーチが上がります

このときに足の骨どうしの連結は強くなり、着地する衝撃に耐える硬さになります。

 

指を上げてないのに、インソールでアーチを持ち上げても、体は外に傾くだけで、余計に何処かを壊します。足のアーチは、インソールで土踏まずを高くすれば上がるのではなく、骨どうしの連結が強くなることに意味があります。

 

ですから、らくちんソックスの設計は、指の動き、踵の骨が動ける構造に、アホなくらい拘りました。こだわって研究していたら、踵の構造も特許が取れました。世界初の構造です。

 

〈関連記事〉ランニングのコツは指だと思う

 

 

地面を蹴る時は、足の指を握ることによって、足根骨郡は固くなり、力を逃がすことなく

転がります。

 

薄底のシューズの強さはここにあります。

ヒールロッカー、アンクルロッカー、トゥーロッカーと、人本来の持つ美しい推進力は、反発性シューズよりも効率よく前に進むのですが・・・

 

これらができる選手が厚底を履いたらもっと速く走れるのも確かです。

どちらにしろ、らくちんソックスは、指が握りやすい、なおかつ小指が開いてバランスが取りやすいので、5本指ソックスよりグラグラしない靴下です。

 

どちらの靴下の方が優れているか?というよりも、

選手にとってどうなのか?

 

そんな事を一番に考えて作りました。

 

ぜひ試してみて下さい。