HOKA クリフトン7の新品を、はさみで切ってみました。
あ~あ。。新品の高級シューズを…なんてもったいない。
新品のホカをカットした理由
新品のホカをカットした理由は、
ランナーのその膝の痛みが、
体が悪いのか?それともシューズが悪いのか?
そんな疑問が生じたからです。
最近、いいジョッグシューズがないなぁ。。と嘆いていたところに浮上してきたHOKA。
「雲の上を歩く靴」と呼ばれるくらい柔らかい履き心地が特徴です。
しかし、砂浜を走ると足が疲れるように、柔らかければ足に優しいとは限りません。
今日は、そんな話で書いてみます。
●柔らかければ足に優しい?
HOKAが悪いと言ってるわけじゃないんですよ。
新しい道具ができれば新しい痛みが登場すると思っています。
〈関連記事〉 ナイキの厚底シューズに思う事
最近、
「そんな事を訴えてくるランナーが多く使っていたのがHOKAだった」
それだけで、HOKAが悪いと言ってるわけじゃないんですよ。
他のシューズでも足を痛める人はたくさんいます。
ただ、気になったのは、ホカを使っていたランナーの足に、妙な血マメがあったので、シューズをカットして調べることにしました。
ここに血マメができるときは、足が大きく壊れる前兆だと思っています。
理由はただの、経験からくる勘なんですけどね。。
初期アディゼロが発売されたときも、ここの血マメをよく目にしました。よく足底腱膜炎になる靴でした。
新品のHOKAを取り寄せました。
サイズもワイズもジャスト・フィットです。
新品のシューズで・・・さぁ、走ってみましょうか。
たったの時速5km/hです。
なんで陸上競技は、こういうブレを気にしないんだろうね?・・・って、いつも思います。
いかんですね。。腰の位置がブレブレです。
足が右に行ったり、左に行ったり。右と左のリズムも違います。
左右の膝の高さも一致しません。 ・・・まずいですね。
シューズが柔らかいとブレやすい
シューズが柔らかいと足に優しい感じがしますが、関節の捻れが発生します。
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●故障の原因は衝撃だけではなく、捻じれや剪断があります。
「シューズが柔らかければ怪我をしにくい」と思われがちですが、軸がブレると、結果として関節が無理な動きを起こすので、故障します。
~素足の右キックと、シューズを履いての右キックの違い~
※シューズを履くと左に進みました。
~素足と、シューズを履いた状態との比較~
※シューズを履くと体が傾きました。
精度が悪すぎませんか?? この靴。
そんなわけで・・・
インソールをハンドシェイブでコンマ4~7mmほど修正しますよ。
~シューズを調整した後の着地姿勢の変化です~
~修正前と修正後の比較~
※体の傾きに注目してください。
一回削っただけで、これだけ変わりました。
シューズの癖を治せば、いいシューズになるかもしれません。
これからのHOKAに期待します。
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