鍛えるよりも整える│スポーツにおいての肩のストレッチの意味│静岡県 富士宮市 若葉治療院本院 | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

「うちの子、投げ方がなんか変、走り方が何か変だから見て欲しい。」

 

 

 

ランナーにも関係することだから、ちょっと聞いてほしい。

あまり知られてないけど、シンスプリントや踵の痛み、肩関節の動きが凄く関係するんですね。

 

 

この動きができない人、本当に多いですね。 

 

これができないと投球や、バレーやテニスのサーブ動作は無理があります。

 

両腕を水平に広げて立ち、 手のひらを下にして、 肩甲骨を寄せる、ただそれだけの動きです。

 

 

 

よくある悪い例ですが、

腕を後ろに開いていくと、腕が下がってしまう人が多いですね。

 

 

肩を後ろに引いて腕が下がるようでしたら、

動いている時も下がります。

 

投球動作では肘を後ろに引いたとき、肩の高さより肘(A)が下がってしまようなら、

 

 

肩の生理機能の問題で 肘を返したときに、点Aは、点Bの位置に下がります。

 

 

肘(点B)の位置が肩(赤いライン)より下がれば、肩の生理機能上、肩甲骨は動けなくなるので

 

いわゆる “変な投げ方” になり、肩と肘を壊します。

 

 

ランニングの動作では、この水平の動きができないと・・・・

 

 

本来、Aの角度で振りたい腕が、肩甲骨内側の一部が動いていないことでBのような腕振りになります。

  

 

わずかなことですが、

 

腕振りの軌跡はAとBは下の図のように変わります。

 

 

  

 

 

ほんの僅かなことですが、本人も気づいていないような体の一部の固着ですが・・・

 

 

ランニング動作において、全身が正しく動いていない場合、生体力学に狂いが生じ、

地面からの衝撃を吸収しきれなくなります。

それが原因で起きるのが、シンスプリントや足底筋膜炎、

ランニングニー(膝の痛み)だと私は考えています。

 

 

 

 

 

   →    →  

   ストレッチ前            ストレッチ                ストレッチ後

 

ストレッチや動きづくりは、車のレースで例えれば、走行前の機体の点検整備と同じ意味があります。

 

私達は、プロの体の整備士ですから、こういう細かい所を見逃しません。

 

 

  ようするに、初めの少しの歪みが、あとで大きく歪むので、小さい歪みのうちに気づいて修正する。地味ですが、大事なことです。当たり前のことを、どこまで丁寧に積み重ねられるか? それが競技です。