間が空きましたが、ランニングシューズの買い換えの話④です。
最後にご紹介したいのは、
消耗したシューズの機能はどれ程劣化しているのか?
言い換えると、「シューズがへたる」とはどのような状態なのか?これを新品と消耗品で比較してみました。
まずは、消耗したウェーブシャドウ5を曲げます。
次に、同じ力で新品のウェーブシャドウ5を曲げました。
後ろ側からも見てみましょう。
最初の位置と最も沈んだ位置を、横から比較します。
同じ場面を、後ろ側から見てみます。
ここで重要なのは、シューズの形が大きく変形している点です。
手で力を加えただけでも、消耗したシューズの形は大きく変形しています。
これでは、シューズが本来持っている反発や衝撃吸収機能、安定性などが十分に発揮されないと考えられます。
外から見える消耗は、買い換えの判断として分かりやすい一面です。
もしシューズを使っていて、
- 以前よりクッション性が無くなってきた
- 進む感覚が無くなってきた
- 着地時に安定感が無くなってきた
このような感覚がある場合、一度シューズを触ることをオススメします。
最近のシューズはカーボンが入っていることもあるため、変化が分かりにくくなりました。
それでも、新品のシューズと比べると明らかに変化が起こっていることが多くあります。
カラダをサポートするために履いているシューズも、寿命を迎えれば凶器に変化します。
以前からブログで紹介してきましたが、消耗したシューズは情報の塊です。
- いつも同じ部分が疲れやすい
- ケガを治しても繰り返す
- 思ったように動くことができない
「ケガのリスク」や「パフォーマンス低下」を防ぐためにも、定期的にチェックしてみましょう。
陸上競技などの非コンタクトスポーツでケガをする理由に、シューズの不具合が挙げられます。
どれだけメンテナンスがしっかりできていても、劣化したシューズがキッカケでケガをすることもあります。
破れてボロボロになっているシューズを履き続ける方をよく見かけますが、事の重大さに気づいているのでしょうか?
(東海インハイへ出場した選手のシューズです↑)
このようなシューズでは、いつケガをしてもおかしくありませんし、本来の動きを出すことも難しくなります。
練習やメンテナンスも大切ですが、道具カラダの一部であるシューズの扱いも大切です。
シューズの扱い方は別の機会でブログにしたいと思いますが、まずは今あるシューズを是非チェックしていただきたいと思います。
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