大好きなミズノ社の「ウェーブシャドウ5」です。
複数のシューズを使っているため、走行距離自体は500km前後だと思います。
それ以外にも、動きづくりなどで履くことが多いシューズでした。
このまま処分するのは勿体無いので、消耗したシューズを様々な角度から見てみたいと思います。
このシューズだけを見ても分かりにくいと思うので、今回比較として、
新品のウェーブシャドウ5を用意しました。
新品と消耗したシューズはどれくらい違うのかを比較しながら、買い換えについての話をしたいと思います。
ウェーブシャドウ5の特徴
私がなぜこのシューズを選んだのか?などの理由を含めて、シューズの特徴を話します。
コンセプトは「脚を鍛えるためのミッドフット」
つまり、ミッドフット接地における反発性と安定性を重視しているシューズです。
※公式HPから引用 性能を★★★で評価
クッション:★
スタビリティ(安定性):★★
スピード:★★★
重さ;250g
ドロップ(踵の高さーつま先の高さ):8mm
サブ3.5〜4.5向きの中級者モデル
ヒール接地の私がなぜミッドフット接地向きのシューズを選んだのか?
それは、動きづくりに重点を置いていたからです。
細かい脚さばきやスプリント動作では、中足部でのコントロールが重要だと考えています。
あまり厚さや柔らかさが気にならないシューズを探していたので、私の目的にピッタリのシューズでした。
使った感覚としては、普段の動きづくりや20km程度のjogまで、幅広く使えるシューズです。
消耗したシューズを細かく見ると・・・
本題に入ります。
皆さんは、シューズの買い換えを検討するとき、何を基準に買い換えを考えますか?
アウトソールの消耗
アウトソールの削れ具合やグリップ性能などが、一番最初に判断基準にする方が多いと思います。
500km近く走ったシューズはどの程度消耗しているのでしょうか?
私の走り方の場合、踵と小趾球→母指球ラインの消耗が顕著になっています。
文字に表すと、「踵→小趾球→母指球」と通過し、つま先側へ抜ける様な走りをします。
アウトソールは消耗がハッキリ分かるため、走り方や足のガイドの特徴が現れます。
ただ削れ具合を見るだけで無く、確認する項目はいくつもあります。
消耗部分を拡大してみます。
溝やグリップ部分は勿論削れているため、滑りやすくなっています。
前足部が削れることの問題点は、路面に左右されることです。
土のグラウンドや濡れた路面では滑りやすくなるため、動きやスピードにロスが出やすくなります。
一番問題となるのは、求めている動きをする際に制限がかかってしまう点です。
踵部分の消耗を見ると、明らかな削れ方をしているのが分かります。
踵の外側が削れることは自然なことですが、私が注目しているのは、削れ方です。
注目するポイントは別のタイミングで詳しく話します。
アウトソールの消耗がある=クッション性の低下と考える方が多いと思います。
つまり、シューズを交換する判断基準となるのは、
- アウトソールの消耗によるグリップ性能の低下
- クッション機能の損失による足へのダメージ
これらの2点が多いのではと思います。
それ以外にも、シューズの部分的な消耗を判断基準とすることもあります。
ヒール部分や履き口、アッパーの破れなどで判断することもあります。
シューズの素材が破れる原因は、大きく3つに分けられます。
①.外部環境
段差でつまづく、山中で枝に引っかかるなどの理由で、アッパーやソールが破れることがあります。
②.走り方
例えば、つま先の剥がれや破れがある場合、スタートでつま先を擦る傾向にあります。
内くるぶし付近が破れる場合、足同士を擦りながら走る傾向にあります。
それ以外にも、走り方によっては様々な消耗が起こります。
③.シューズのセット位置がズレている
アキレス腱部分の擦れやつま先の擦れなどは、シューズの中で足が動いていることが考えられます。
このような破れ方をしている選手は、セット位置を見直すと同時に、カラダのバランスなどの確認をオススメします。
今回は、一般的な買い換えポイントを話しました。
しかし私は思うのです。
「これ以外にも買い換えを判断するポイントはあるのでは?」
次回は、違う角度からシューズの消耗を考えてみたいと思います。
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