前回は、アキレス腱炎の概要について話をしていきました。
ポイントは、
アキレス腱の炎症にも細かな違いがある点です。
今回はアキレス腱炎の症状を中心に
ブログを書いていきますが、
周囲炎や滑液包炎でも症状は似ています。
ですので、「アキレス腱の損傷」を起こしたときの
症状・診断だと思って覚えてください(^^)/
〜アキレス腱炎の症状〜
主症状はアキレス腱部の運動痛・圧痛・腫脹です。
①.運動痛
歩行やジャンプなどの運動時に
アキレス腱の痛みが生じます。
特徴的な点は、
運動開始時や動き始めに痛みが強く出る
「スターティングペイン」です。
動き始めに強い痛みが出ますが、
動いてくると痛みが軽減するという特徴があります。
※冷えとスターティングペインの関係
アキレス腱炎の症状でよくあるのが、
・朝一番に痛みが強くなる
・冷えると痛みが強くなる
・違う動作へ移るときに痛みが出る
などの状態です。
それぞれに共通する理由は、
筋肉が硬くなりやすい状態にあることです。
足を動かさない、足が冷えると、
アキレス腱は自然と硬まっていきます。
つまり、アキレス腱に負担がかかった状態で
動き出すため痛みが強く出るのが、
スターティングペインの正体です。
★アキレス腱炎の進行
重症化や慢性化したアキレス腱炎では、
運動後も痛みが持続することもあります。
更に進行すると、安静時でも痛みが出るようになり、
日常生活でも支障が出るようになってきます。
②.圧痛・腫脹
痛みのある部分を押すと痛みが強くなり、
アキレス腱炎・周囲炎・滑液包炎を見分ける
指標にもなります。
また、症状の程度によっては患部が腫れ、
見た目に変化がある・熱感を伴うことがあります。
〜アキレス腱炎の診断〜
一番簡易的な方法として、
上記の特徴的な症状から判断することができます。
ここでポイントになるのは、
足首の動きで圧痛が出る部分です。
圧痛部位が移動すればアキレス腱炎、
移動しなければアキレス腱周囲炎と判断できます。
重症度を細かく判断する方法として、
MRIなどの画像診断やエコー検査を行います。
中でもエコー検査は、
最も簡便にアキレス腱の変性や
炎症の評価する方法として活用されています。
また、アキレス腱炎の経過観察としても
上記の精密検査は活用できます。
他のスポーツ障害と比べると、
アキレス腱炎の症状は少しシンプルかもしれません。
ですが、シンプルが故に改善が難しいとも考えられます。
一番厄介なのは、シンスプリントなどと同様に、
繰り返しやすい点にあると思います。
次回から、
アキレス腱炎の対処法やリハビリを紹介していきます(^_^)
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