先日、母校の部活を手伝いに行った時に、
こんな質問を受けました。
「正しいアイシングってどうやるんですか?」
・・・確かに部活で教わらなかったな。
と言うわけで今回は、
この質問にブログで答えていきたいと思います。
〜アイシングをする意味〜
①.血正常な細胞の破壊を防ぐ
(二次的低酸素症を防ぐ)
②.局所の疼痛緩和(神経伝達速度の低下)
③.血管を収縮させて、炎症による腫脹を軽減させる
④.体温を低下させる 例:熱中症からの回復など
アイスマッサージ①
①.製氷機から氷を1コ用意する
②.痛みのある部分に当てて、円を描くように冷やす
③.氷が溶けきるまで続けて、溶けたら周囲を温める
例・・・蒸しタオルやカイロなど
用意できない場合は、
タオルを巻くだけでも効果がある
◎こんな時にオススメ
シンスプリント・捻挫の慢性期・鵞足炎など
→痛みがピンポイントの場合
★目的
局所の炎症を抑えつつ、
周囲を温めて全身の血流を促す
血流促進によって、発痛物質や疲労物質を除去する
アイスマッサージ②
①.紙コップの2/3程度水を入れて冷やす
(持ち手を残すと便利)
もしくは、氷を入れた袋に水を入れて用意する
(氷:水=7:3)
②.痛みや張りの場所に当てる
③.円を描くようにマッサージを15分程度行う
目安
・・・感覚がなくなり皮膚が赤くなったら中止する
◎こんな時にオススメ
肉離れ・オスグッド・アキレス腱炎など
→痛みの範囲が広い場合
★目的
①より広範囲を冷やし、
発痛物質や疲労物質を除去する
参考資料:若葉治療院 清水院院長 澤野先生
急性期のアイシング
①.袋に氷を隙間なく敷き詰め、空気をしっかり抜く
②.痛い部分に密着させてラップなどで固定する
患部を挙上すると効果が高い
20分を目安に固定する
※痺れや感覚異常がある場合は中止する
◎こんな時にオススメ
肉離れ直後・捻挫直後・打撲直後
→ケガをした直後のアイシング
「RICE処置」の「I」に相当するため、
医療機関を受診するまで継続する
〜時間と回数〜
目安:15〜20分を1セットとする
「冷たい→暖かい→感覚がなくなる・痺れる」
上記の流れが起こる場合が多い
15分経過しなくても、
痺れや感覚異常が起こった場合は中止する
回数:1時間〜2時間を目安に繰り返すとよい
特に急性期の場合は、
1時間サイクルでしっかり冷やす
★アイシングをする部位以外はしっかり温める
肉離れや打撲した直後は時間との勝負になります。
RICE処置の手際が、
その後のリハビリに大きく関わる事は事実です。
それ以外にも、
スポーツをする人にアイシングは欠かせません。
正しいアイシングで、
正しい疲労抜き・リハビリを行う事が、
その後のパフォーマンスに大きく繋がります(^^)v
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