先日、常陸太田市の
パルティーホールで行った
朗読公演の台本を、
以下のURLからダウンロード
できるようにおいておきます。
作:宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」
原文のまま朗読すると
2時間を超えてしまうので、
公演用に音楽をつけて12分
(朗読だけなら11分くらい)
になるようにあらすじを
まとめたものです。
地域や学校ボランティアでの
読み聞かせや、
おこさまの発表会など、
ご自由にご利用ください。
事前申請は不要ですが、
「使ったよ~」
と報告をいただけると
とても嬉しいです
ちなみに上記HPには
当日の動画も掲載していますが、
ほぼ台本を見ないで喋っていたので
台本通りに読んでいない箇所が
いくつかあります
へへ。
それでもAyaちゃんの生演奏だから
音楽とズレないというミラクル。
(合わせてくれてるの)
さて。
せっかくなので
国語教室の先生らしいことを
少し書いてみますね。
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【台本要約で
気を付けたこと
トップ3】
①朗読原稿なので、
耳で聞いて分かりやすい長さで
一文をまとめること。
(例)
「ダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと穫
れないふりをして、かくして置いた金剛石
を、誰
かがいきなりひっくりかえして、ばら撒
いたという風に、眼の前がさあっと明るくなって…」
↓
「宝石をばらまいたかのように目の前が明るくなって…」
ナレーション原稿でも大事ですよね。
音だけなら、
漢語より和語のほうが
伝わりやすいことも多いです。
②背景説明がないと分かりづらい具体的な描写を
抽象化すること。
(例)
原文
「ジョバンニ、らっこの上着が来るよ。」さっきのザネリがまた叫びました。
「ジョバンニ、らっこの上着が来るよ。」すぐみんなが、続いて叫びました。
↓
「ザネリとクラスメイトたちがジョバンニの悪口をさけびました。」
そのセリフが
何を意図して発せられたものなのか、
という読み取りができれば簡単です。
記述式の出題が多い学校を
受ける子は練習しましょう。
③メインメッセージに直接かかわるエピソードを優先して残すこと
(例)
個人的には「鳥捕り」が好きなのですが、
今回は「さそり座」を優先して
鳥捕りは切符について一言驚くだけの登場になりました。
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原文はこちらで
全文が読めます↓
興味を持っていただけたら
ぜひ全文に目を通して、
自分ならどのシーンを残すか
考えてみてくださいね