人工知能での新しい技術にディープラーニングがあります。
まさにこれが人工知能ブームが起こっている最大の要因と思います。
IBMのWatsonがクイズ大会で人間を破ったという話題はまさにディープラーニングです。
人工知能では機械学習という方法で学習させますが、特徴抽出という「何を」学習させるのかということを人間が考える必要があり、専門知識やノウハウが必要でした。
そのため、大量のデータから特徴を抽出し、どういった点に着目すればよいかを考える必要がありました。
しかし、ディープラーニングはこの「何を」学習すればよいかをコンピュータが抽出してしまいます。
これだけでは分かりにくいかもしれませんが、Googleが行ったネコの写真を見せるとネコと認識したのにはこういった技術の結晶があります。
大量のデータをコンピュータに渡すだけで、どういう学習をすればよいかを自動的に認識し、データ処理ができるようになるということです。
ただ、出来ることはあくまでこれは何か?を判定できるということだけです。
つまりはビジネスに使うためにはビジネス課題を明確にし、そのためのデータを集める必要があります。
ビジネス利用はまだまだこれからだとは思いますが、確実に近づいています。
一番効力を発揮するのは、人間が人工知能をうまく活用して、人間+人工知能のタッグが最も良いのではないでしょうか。