【正月から読者を減らす方向にぶっちぎる回】イデアの話【第3章】 | わたる風よりにほふマルボロ

わたる風よりにほふマルボロ

美しい和歌に触れていただきたく。

*:..。o○ ○o。..:*

梶間和歌プロフィール小説

 

梶間和歌YouTubeチャンネル

 

歌集『生殖の海』

ご購入はこちら


歌をやり取りする

facebookグループ

*:..。o○ ○o。..:*

new近日中にインスタグラムにて

読者プレゼントを始めますnew

 

newnote新企画

「源氏で紡ぐ和歌便り」

2020年12月分アップしましたnew

*:..。o○ ○o。..:*

 

 

及ばぬ高き姿を体現する

子宮系歌人 梶間和歌です。

 

 

正月らしからぬ記事が続きます。

 

ま、私のブログ読者さんなら

そんな事は

想定していらっしゃるでしょうし、

 

そもそも正月らしい記事など

求めておられませんよね。

 

 

 

和歌におけるイデアの話、

本意(ほい)の話をしてきました。

 

 

 

 

 

「恋」という概念について解説し、

 

和歌の、また文語の「恋」に

両想いは想定されていません

 

ということを強調したのが第2章。

 

 

 

例えば

鎌足の「安見児得たり」などは、

 

美人の采女(うねめ)

譲ってくれた上司に対する

挨拶、お礼の歌

 

と考えるべきでしょう。

 

 

挨拶の歌だから

つまらなくてもOK。

 

各勅撰集の「賀」の部が

つまらないおべっかばかりなのと

同じことです。

 

 

あの稚拙な「安見児得たり」が

恋の叶った喜びという本心の

吐露では、まさかありますまい。

 

 

いや、百歩譲って、

あれが本心の吐露だったと

仮定したとして。

 

あれ『万葉集』の時代の歌ですからねwwwww

 

 

 

『万葉集』時代から

『新古今集』をはじめとした

中世の題詠の時代までに、

 

和歌は、そして日本人は

何百年を経たのでしょう。

 

和歌も日本人も、その年月分

成長し、洗練されていますよ。

 

 

こういう発言が敵を作ることも

重々承知していますが、

しかし私ははっきり言いたい。

 

「安見児得たり」は

洗練されていない和歌です。

 

 

 

踏まえて乗り越えることと、

 

大昔の小さな例外

(のように見える、実際には

 言うほど例外ではないもの)

を根拠に

 

「恋には両想いだってある! 」

「恋の喜びを詠んだ歌だって

 ある! 」

「だから私たちも! 」

と主張することは、違います。

 

 

 

「安見児得たり」については

ここにも書いていたみたい。

 

 

2016年の私も、現在の私も、

 

洗練度合いや知識の幅、

理解の深さこそ変われど

 

方向性は

何も変わっていませんね。

 

 

 

こういう事を考え合わせますとね、

 

私の歌集を読んで

「もっとしあわせに生きてほしい」

などという感想を抱くばかりか

それを作者に送り付けることが

いかに的外れであるか

 

明らかですよね。

 

 

 

私の歌集は、

ルールも美学もあってないような

無手勝流の現代短歌集では

ありません。

 

現代和歌集です。

 

 

私の経験した事実など、

誰が歌集に入れるものですか。

 

中二病女子かwww

 

 

 

私の事実だろうが観念だろうが

他人の経験だろうが

小説の登場人物の感情だろうが

 

使えるものすべてを使って

 

詠むべきイデアを

詠むべき形にする。

 

これが和歌を読み、詠む私の

歌に対する美学です。

 

 

何度も引いたとおり、

あとがきにも書きました。

お察しのとおり、いくつかの章には私自身をモデルとした作中主体もいる。

あくまでモデルであり、物語を最も美しくするために私のなかの特定の要素をデフォルメしていること、事実より真実の美を描くことを第一としていることは、ご理解いただきたく思う。

と。

なんて親切なあとがきでしょう。

 

短歌使ってオナニーやってる奴らといっしょにすんな

 

という旨の事を

非常にマイルドに

表現していますwwwww

 

 

 

 

たぶん次で終わります。

続きはまた明日^^

 

 

 

 

 

 

いつも応援ありがとうございます。

 

それぞれの及ばぬ高き姿を

それぞれ追ってゆきましょうね!

 

 

引き続き、応援

よろしくお願いいたします^^

 

キラキラ歌集を買って応援する

キラキラその他サービスを利用する

キラキラnoteのマガジンを買ってみる

キラキラココナラのサービスを

 見てみる

キラキラ執筆依頼をしてみる

キラキラ講義依頼をしてみる

 

 

それでは、またね。

 

 

*:..。o○ ○o。..:*

 

 

 

 

梶間和歌の評論の掲載された

『短歌往来』2020年4月号

 

「現代短歌社賞」応募作8首抄

掲載された『現代短歌』1月号

 

和歌・短歌みくじとして遊べる

LINE公式アカウント・*:.。

友だち追加

 

執筆、講義のご依頼はお気軽に・*:.。

キラキラ執筆関係キラキラ

 

キラキラ講義関係キラキラ