神から人へ。
神から人へ、教えておくこと、知らせておくこと、全てはそなたの筆を通じて、教え終えたり。
伝え終えたり。
なれば今はそなたの問いに、日々に答えておるなれど、日々に思いを強めゆけよ。
思いを高め、清めゆけよ。
次なるみ役を十二分にも、果たしてくれよ。仕えてくれよ。
神の存在知らせてくれよ。
神の願いを伝えてくれよ。
人に、子らに、魂に。
迷える全ての民人たちに。
人にはなかなか分かり得ぬもの。
よく分かり得ず、悟り得ぬもの。
なればそなたが、代わりて教え、代わりて知らせよ。悟らせよ。
迷い苦しむ魂多く、神には救えぬ悲しさを、代わりてそなたが人々と、助け合いつつ、結び合い、神の手伝い、助けてゆけよ。
さにて本日、何を問うや。
(教育の役割について、或いは、学校の持つ意味や役割についてお教え下さい)
今の世の中、狂いおるなり。
このままゆかば、日本は破滅。
心を失い、魂汚し、ことばを乱せしその罪を、やがては問われ、贖(あがな)うべけれ。
その日も近し。訪れなんを。
なればそなたのなすべきは、ことばを正し、心を高め、親のなすべき慈愛を与えて、魂清まり高まるように、導きゆくが大切ならずや。
なれどそなたの力も不足。
独りの力になせるは小さし。
多くの魂救うは難(かた)し。
欲張り焦れど、そも空(むな)し。
なれば身近の者たちを、教え導き、示してゆけよ。
教育なるの真の価値は、人の幸せ増すためなれど、今の教育、全てが誤り。
ただ地位のため、出世のため、名誉のための、学歴、教育。
そはあやまちて、人を傷つけ、下らぬ競争、差別を生みて、人の心に段階作り、騎(おご)り、高ぶり、人を見下し。
人本来の務めも忘れ、勝手な怠慢(たいまん)、わがままにより、人のなすべき心行、体行、霊行すらも怠(おこた)り怠(なま)ける。
人と神とのつながり切りて、人の力の限界忘れ、神に挑(いど)むも愚かの極み。
なれど教育、必要なるらん。
心を浄め、高めることを、教え育む、教育ならば。
神の存在信じる者は、教育、生業許さるるべし。
なれど不遜(ふそん)の、傲慢(ごうまん)なるは、先ずは己を教育すべし。
さにて謙虚(けんきょ)に、敬虔(けいけん)に、人に対して礼厚く、順序秩序を重んずる者、そは教育者なり。
導き許さる。
なれば教育、人には大切。
その根本がことばならん。
ことばの価値を尊さを、先ずは教えて、導きゆけよ。
神の御心教えるもよし。
神の恵みの深さ重さを、人に伝えて、悟らすもよし。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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