神から人へ。
神から人へ、伝え残すも終わりなれば、今は問いもて、答えてゆかん。
さにて本日、何を問うや。
(守護神様の声を聞こえぬ者は、どうすればよろしいでしょうか)
さても疎(おろ)かに考えるなよ。
なれど真の道は一つに示され、見せられ、誘(いざな)われん。
人のなすべき霊行も、生業学業定められ、そに従わば、全てよからん。
他になすべきことあらば、仕組み起こりて、神は示さん。
多くを求めて、考え過ぎなば、無駄な骨折り、気苦労ばかり。
神は望まぬ、愚かな徒労は。
最も大切、必要なるは、必ず起こりて、知るに至らん。
神の仕組みはそのためなれば、素直に生きなば、必ず従う。
大方迷わず、進みゆくもの。
なれば焦らず、素直に従え。
己の願望、欲望強めて、能力越えしことは望むな。
神の自然の理(ことわり)ならば、幾つの困難 挫折はありても、必ず高まり、さらに進まん。
迷える道なれ、踏みとどまりて、悩み、ためらい、惑えども、進む勇気と辛抱 忍耐。
先ずは続けて、進歩を計れよ。
なれど諦(あきら)め、観念大事。
よからぬ執着、執念は、かえりて徒(あだ)となるらめば、ときには離れて、問い直せ。
必ず見えなん、己の霊行。生業続けて、己を養え。
最も身近にあることさえ、なせぬものなら、何もなし得ぬ。
謙虚に臨みて、己鍛えて、その後求めよ、さらなる昇華を。
なれど自ら望めども、神の許しのなきことならば、ことは進まず、困難ばかり。
神のご意図を誤らば、禊ぎもきつかれ、気付くも大事。
(耐え抜くことと、諦めと、どちらが大切でしょうか)
どちらも大切、見極めよ。
なれど、難(かた)きが、正しき判断。
神のご意図に背きなば、ことは進まぬ理なれど、ときには耐えて、精進せよと、そを求めるも神の意図。
(目標を捨てず、挫折を繰り返しても努力するべきなのか、それとも、その目標は誤っているからやめよというご意図なのか、判断が難しいと思うのですが)
然(しか)らば問えよ、神のご意図を。
なれど聞こえぬ声なれば、先ずは辛抱、諦めるなよ。
やめることより、続けよ、一途(いちず)に。
他になすべきことあらば、必ず仕組まれ、示されん。
さなくば耐えて、諦めるなとの、神のご意図を解せばよからん。
神のご意図を気にするよりも、全てを委(ゆだ)ねて人事を尽くし、その後結果に読み取れよ。
己の精進、昇華の 証(あかし)を。
人間心の独断、専断(せんだん)、必ず禊がれ、妨げ多し。
先ずは素直に、流されて、多くを望まず、目の前の、なすべきことを徴(しるし)と読みて、己の最善尽くすに如(し)かず。
それにて尚も、禊がれなば、そこにも神のご意図あれ。
あやまち、正せよ。よく省みよ。
多少の苦労や努力に忍耐、先ずは求めよ、己の修行。
楽のみ追わば、修行とならず。
良薬求めば、苦さも尊し。
楽のみ多かる生ならば、神の恵みも ありがたからず。
光のまぶしさ、明るさは、暗き道のり歩きし者のみ、目に滲み、心に滲みいらん。
神の恩愛、身に受けて、忘れ易きが、多くの衆生よ。
日々に感謝し、祈り捧げて、高める努力も、行のうち。
本日、守護神、行のありかた、教えしことを、よく振り返り、己の行の標(しるべ)とされよ。
全ては同じ、一筋の道。
裏から聞きても、表からでも、神の神意に変わりなければ。
全ての問いは、一つの真理に、通じてゆくなり、つながるなり。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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