神から人へ。
神から人へ、教えるべきこと、伝えるべきこと、全ては終わり、尽きぬれど、今人類の役に立つ、教えを残して次に伝えよ。
さにても本日、問いは何なるや。
(植物、動物などの、地上の生物について、お教えください)
遥か昔の神世の国より、地上に生きし生物たちは、人とは異なる生き物なれば、神のことばも知らぬまま、ただ生まれて死ぬを繰り返すのみ。
文明文化はさらになく、ただ己の種族の繁栄繁茂(はんえいはんも)が、生の根源、生きる意味なり。
なれば神も、人なるものを、作りて神の代わりとなして、大なる使命を担わせて、地上に神の国立てるため、一大み役を授けたり。
なれども他の生物たちは、ただ生きること、それのみ み役。
生きて使われ、互いに与え、互いに頂く、共存共栄。
それが生命循環の、全ての元となればこそ。
しかして神は人もその中、循環の中に入れたれど、人は高度の知能をもちて、かえりて循環 乱し始めき。
なれば動物植物は、神の御心、ご意図を外れて、生の均衡(きんこう)壊されて、全てを治める法則を、狂わせぬれば、今壊滅(かいめつ)の危機。
今人は、神の心に適うよう、ただ早急に甦(よみがえ)らせよ。
神の心を最も早く、甦らするは、ことばなり。
ことばを浄めて、地上を浄めよ。
ことばを伝えて、心を支えよ。
人の汚れし、荒(すさ)みし心を、潤(うるお)い満ちぬる心に戻せよ。
さにて物質、生物も、魂清まり、高まりゆかん。
生物、物質、全てに神あり。
神のご意図のなきものあらず。
見えぬは人の我執(がしゅう)によるなり。
我執に曇りし、人の魂よ。
我欲に汚れし、人の心よ。
己の魂汚すなかれよ。
他の生物さえ、汚せし罪よ。
生物、命の大本は、神の み役を秘かに持ちて、ただひたすらに、果たして来しを。
神から人へ、伝えし真理を、永久(とわ)に残せよ、伝えよ、後に。
今ある生の大方は、次にも生きて、礎(いしずえ)なれよ。
そのため清き魂となり、ことばを伝えて、広げてゆけよ。
次なる世にも、物質も、人間以外の動植物も、神のご意図を顕すために、生かされ、守られ、恵みを受けん。
そのとき人は、長として、全ての統一、要(かなめ)となるらん。
そのため与えしことばを守りて、さらに浄めて、神に捧げよ。
神への感謝を怠(おこた)らず、さらに高めよ、祈りのことばを。
心の尊き願いは高まり、神に伝わり、喜ばせなん。
動物、植物、全てが神を、等しく称(たた)えて、捧げて生きる。
最も尊き感謝の心を、最も遠く、打ち捨てし、知能の高き人間たちよ。
神の心に帰りなば、まだ望みあり。救いもあるらん。
今再生の最後のときなり。
心改め、心高めよ。
さにて担えよ、人間として、神のご意図をそのまま顕せ。
人の能力、知能を懸けて、神の期待に応える努力を。
最後の前の、最後の神の、願いと祈り、疎(おろそ)かにすな。
切なる思いよ、届けよ、人に。
遠く離れし、神の心を、急ぎ戻せよ。浄め返せよ。
常にも思う神の心を、幾度も告げて伝え来(こ)し。
最後の願いを、届けよ、人に。
忘れず、広げよ、最後の前に。
時は迫れり。
目覚めよ、人よ。
ただそれのみを、神は祈らん。
全てを伝うは不可能なれど、思いの深さを、胸に刻めよ。
神にもなせぬことを手伝え。
神を助けて、働けよ。
ただひたすらに、神を思わば、休むことなく、体を使えよ。
心を動かし、体を動かし、神の手となれ、足となれ。
神のことばをさらに広げて、人の心の目覚めを急げよ。
さにて、本日、答を終えん。
明日にも問えよ。いかなることも。
今早や時は残り少なし。
急ぎて、伝えよ、全ての人に。
全ての種人、神の子たちに。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html