汚れを取りて、先ずは対せよ。
己の真の魂と。
見えぬ変化に気付くときには、魂浄化し、昇華も進まん。
神に賜る魂を、己のものと間違うなかれ。
いずれはお返しするなれば、汚れを浄めて、磨きて返せ。
この世の曇りに覆われ尽くし、己一人に浄め得ずば、神の禊ぎを乞うてみよ。
己一人の行にては、魂なかなか清め得ず。
なれば神に頼ればよけれ。
神に従い、付いてゆけ。
一人の行は挫折も多く、誘惑幻惑、思いも乱れん。
強き心のなき者ほど、神に頼れよ、守りて頂け。
神の思いは人の一人が、残さることなく再生すること。
さなる清らな魂に、浄めて救い、許したし。
人の思いは神に届かぬ。
人が勝手に祈りても、神の心にそぐわずば、神には聞こえぬ、はかなく消えん。
神の心に適うまで、御霊(みたま)磨けよ、輝かせ。
神との交信交流は、易きことなり、できるが当然。
ただ一筋に道を行け。行(ぎょう)積み、禊げよ、無欲なるまで。
~神から人へ〈下〉: 今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~