奥に輝く光を認めよ。
神のおわすることを信じん。
神の導く光を追えよ。
見失いても、慌てるなかれ。
神は再び三度(みたび)と現れ、苦しむ我が子を、抱き守らん。
神を求むる素直さを持て。
神を信ずる謙虚さを持て。
神に従う潔(いさぎよ)さ。
神に捧げる敬虔(けいけん)さ。
全てを示せよ、己の真(まこと)の。
何を繕(つくろ)う必要もなし。
神には全てを見通さる。
神に委ねて、真の下座を。
真の帰依(きえ)と感謝の思いを。
愛しき我が子を思いやる、神の御心(みこころ)、いとありがたし。
報い求めぬ、無償の愛を、神は求めん、人から神へ。
人から神へ、高まらば、神は喜び、尚与えん。
光の恵みを身に受けよ。
魂浄めん、神の み光。
この世の修行の糧(かて)とせよ。
人を救いて、人を助け、人を導き、人を守らん。
神は祈りて、見守りてあり。
遠き遥(はる)かの天上界から、神はつぶさにご覧じる。
人の諍(いさか)い、争い、もめごと。全てを観(かん)じて、胸を痛めん。
争いの素なる根源は、人の貪欲、独占欲。
我欲に執着(しゅうじゃく)、支配欲。
いずれも己が中心なる、勝手わがまま、醜き自我なり。
自我を捨て去れ、無我となれ。
無心の境地に、入(い)りてみよ。
今の己の考え、望み。己の得することばかり。
己がよからば、人はどうなれ、死のうが生きよが、我関せず。
神の心を察せよ、人よ。
神の魂頂(いただ)きぬれば、心も神に近づけよ。
~神から人へ〈下〉: 今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
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