低きは卑しきことならず。
神の力を畏(おそ)れ敬い、己の弱さ小ささを、素直に認めて教えを乞うる、真の純粋、謙虚の心。
なれば神は与え給う。
許し給う、教え給う。示し給う。
迷える魂、求むる魂、さまよい惑う縁なき魂。
全てを救い、拾い上げ、光の内に導かん。
縁を結びて、さらに強め、高みに導かるるを喜び、光に従い進まんとせよ。
あらゆる困難、難題も、神の試しと思え、我が子よ。
困難、難題、さにあらず。
辛し苦しは真実ならず。
真の辛さ苦しさは、光も失い、暗闇を、さまよい歩く修羅(しゅら)の道。
光もなくて、ただ遠く、先にも後にも果てなく続く、終わりも始めもなき世界。
神の心を知る者は、さなる世界に堕(お)ちることなし。
光を知りて、誘(いざな)われ、神のことばに従わば、神は魂救い給う。
守り、導き、愛に包みて、光の中を歩ませ給う。
なれば人よ、自ら堕ちるな。
自ら離れて、遠ざくるな。
一度離れて遠ざからば、光を見れども見えざれば。
声を聞けども聞こえねば。
神は光を当て賜えども、心の曇り深ければ、光も鈍かり、暗からん。
神の慈愛に守られよ。
包まれ、抱かれ、従えよ。
従う、下座すも、真実ならず。
人は神の分け御霊(みたま)。行う全てが神の御心。
自ずと行い、自ずと顕(あらわ)れ、自ずと進むが真なり。
神に計りて問うはまだ、真の浄化の足らざる証(あかし)。
さらに禊(みそ)げよ、昇華せよ。
やがては自ずと悟り得ん。
真の神の光を得ん。
自ら行い顕さん。
神の御心、神の意図。
~神から人へ〈下〉: 今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
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