真の賢者、勝利者 | 2019R01のブログ

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なれど自ら遠ざかり、敢えて険しき坂を選(よ)り、苦しみ喘(あえ)ぐを好む者あり。


或(ある)いはさらに楽せんと、己の浅はか、道を外れて、返りて寄り道迷い道。

 

遠回りして時を無駄にす。
 

真の賢者、勝利者は、愚かで愚直な、欲のない、与えられたる道のみを、ただひたすらに歩む者。


他(た)を顧(かえり)みず、脇見せず、己の前なる道のみを、あまりに遠くを見やることなく、過ぎ来し過去を振り返るなく。


ただ今のみを、目の前のみを、無心の中にて進む者。


神は人を作り賜いし。

 

さなる賢く正直なるを。無欲なまでに多くを望まず、満ち足ることをよく知りて、同じに飽きず、繰り返すを耐え、鈍感なまでに不平を持たず、なれど、感謝の思いの厚き。


神の愛でらる人たれよ。
 

いかに優秀、成功せれど、人を貶(おとし)め、己のみなる繁栄栄華を極めし者は、いずれも魂汚れを持ちて、神は禊ぎて、浄めんとさる。


さなる者の魂は、神に感謝の思いも薄く、己尊し、偉し賢し。

 

人より優(まさ)るる才と過つ。
 

なれど許さず、さなる過ち。

 

神の与えし魂なくば、人は生き得ず、生もなし。

 

神の計りし仕組みのなくば、人は成功、 繁栄もなし。


なれば人よ、敬虔に、謙虚に祈れよ。感謝捧げよ。

 

神に優れる何を持つ。全てを神に与えられ、分けられ、授かり、さにて生きるを。

 

何を競(きそ)いて、勝たんと力む。
 

始めに神に作られて、全てを神に教えられ、ようやくにして人たるを。

 

さなくば人も動物ならずや。土中に蠢(うごめ)くミミズ と変わらず。
 

人よ、畏れよ、畏怖を知れ。この世の神秘を、真理の深さを。


神に預けて、何を恥じよう。

 

始めに戻れよ、元の姿に。神の慈愛に守られし、無力無能の生命なりき。
 

神は人を慈しまる。

 

慈愛の全てを傾けて、人を導き、育み与う。


神の慈愛に委ねよ、素直に。

 

人とは弱く、脆(もろ)き者。
 

神の慈愛の守護なくば、生きることさえ適わぬ生命。


この世の真理を、原理を知らば、人は悟らん、己の小ささ。

 

宇宙のゴミなり、埃(ほこり)なり。瞬時に消えて、何も残らぬ。


神は教えん。常永久(とことわ)に。

 

変わらぬ愛の深さを持ちて。
 

伝え続けん。

 

全ての真理を、余すとこなく、人に残さん。
 

神の心を伝え残せよ。
 

後(あと)なる人はさらに知らん。

 

神の実在、宇宙の不思議を。

 

 

 

 

 

 

 

~神から人へ〈下〉: 今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~

 
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html

 

 

 



なれば、終わらん。