(3)鶴見隆史先生の「小腸 大腸の菌 糞とガンの関係」
一昨日より、NPO鶴見酵素栄養学協会の会報『風の囁き・・』第10号(2012年3月3日発行)より、鶴見クリニック院長・鶴見隆史先生の「カロテンの抗ガン効果」という記事の中の、「小腸 大腸の菌 糞とガンの関係」という章をご紹介しています。
第2回はこちら。
今日はその続きを引用します。最終回です。
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大腸内腐敗と、最も密接な関係にあるガンは、大腸ガンである。
大腸ガンはその部に応じて結腸ガンや直腸ガンと言うが、いずれも原因は、ほぼ同様。
次のようなメカニズムで起こる。
つまり大腸ガンは、腸内腐敗の原点のようなガンであるのだが、そもそもの原因は、食事の炭水化物の過食(高糖質)、高脂肪食(高脂肪)、肉魚卵の過食(高タンパク)、そして、野菜、茸、海藻不足(低食物繊維)で起こるのである。
大腸は第二の脳とも言われる。
腸内ホルモンと同様なホルモンが何と大腸でも生成、分泌されているからだ。こうなると大腸こそ第一の脳なのだ。
こういった腸内腐敗が起こっているか否かが、ガンの元になるか否かのポイントになるわけだが、それを見分けるには、どうしたらよいのだろうか?
答えは簡単!
便の形と、量と、臭い、オナラの臭い、でわかる。
臭いがくさければくさい程、ガン候補生となる。
例えばオナラは左図のような組成になっているが、腐敗が強くなるとアンモニアや硫化水素、インドール、スカトールといった悪臭のガスの成分が増加する。
ふつう、臭いの少ない人のオナラの成分は、窒素が75%、水素15%、二酸化炭素8%、その他2%であるが、腸内腐敗の人は、メタンが増え、アンモニアもその代謝物が、どんどん増えていく。
これは発酵ではない腐敗のガスなので音がしない。音無しのスカシっ屁こそ、ガン候補生のオナラといえるのだ。
こういったオナラの臭いの延長が便の臭いなので、オナラによって体調は見分けられる。
健康な人のオナラは音は出るが、臭くはないのだ。
インドールやスカトールといったアンモニアの代謝物は、腸内で、タンパク質が腐敗して生じるくさいガス成分だが、このインドールに、食品添加物の発色剤 亜硝酸ナトリウムを加えると、ベンツピレンに匹敵する発がん物質が生じるという。(国立ガンセンター発ガン研究部)
肉でも魚でもタンパク質が多すぎると発ガン物質がドンドン産生される。
肉でも魚でもタンパク質が多すぎると発ガン物質がドンドン産生される。
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オナラで体調管理・・・、確かにそうですね。
たんぱく質の消化不良は、癌のもと。
タンパク質分解酵素を活性化させるミネラルは、マグネシウム。
肉や卵を食べるときには、ただの塩味を付ける塩ではなくて、タンパク質を分解させる働きのある塩を。
「わじまの海塩」「わじまの水塩」をお使いくださいね。