朝のラッシュは、今日も正常だった。

 

駅員はいつも通り頭を下げ、
電車は時間通りにホームへ滑り込む。

 

コンビニでは新作スイーツが並び、
主婦たちは特売のチラシを見る。

 

世界は何も変わらない。

 

でもあの日、
確かに私はもう一つの地球を生きていた。

 

夫に夕飯を作る地球。

 

恋人と夜景を見る地球。

 

どちらも本物で、
どちらも私だった。

 

これは、
少しずつ消えていく記憶の話。

 

そして、
誰にも知られなかった恋の話。

 

📢【更新予定】📢

📖 5月6日㈬22時
第一話 生活の窒息

 

📖 5月7日㈭22時
第2話 自分を後回しにする才能

📖 5月8日㈮22時
第3話 近くにいるだけで、息苦しくなるんだ

📖 5月9日㈯22時
第4話 あなたには、名前で呼ばれたくない

📖 5月10日㈰22時
第4話 切ない声は体のどこから出るんだろう